あらすじ
生粋の引きこもりだった典子を夢中にさせたのは、望遠鏡からのぞくバスターミナル。そこで働くベテラン運転手・小田嶋さんをずっと「鑑賞」したくなった彼女は猛勉強して、大学合格を機に近くで暮らすことに――。初恋、就職、大切な人との別れ。「こんなはずじゃなかった」の先で毎日はちょっとずつ面白くなる! 地元が恋しくなったとき、どこか遠くへ逃げたいときは読んで下さい。孤独を愛する人のお守りになる、くすっと、うるっと、心がゆるむ短編集。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
地味めな表紙が、もはやフリ……?と思うくらい、中身は真っ直ぐ、Theシソンヌじろうな短編集。物話は全部有り得そうで絶対にありえないシチュエーション。だけどどれもパッと想像できて、いや、想像してしまっては自然と笑みが溢れます。最終章は1ページ目でちょっと驚き。某コント番組ファンとしては嬉しい人選でした(^^) ほっこりクスクス笑いたい時に、また読みかえしたいです。これは手放したくない。
Posted by ブクログ
名前と年齢と居住歴以外は全てフィクション
フィクションで良かった、、、と思う反面
少しは実話も混じっているのでは?と思わせる。
じろうさん天才!
Posted by ブクログ
短編集といえば短編集なので、あっという間に終わるといえばそうなんだけど、一つ一つの物語に細かい設定だったり、こだわりだったりがあって1つの話を読むだけで満足感がいっばいになりました。
本当にちゃんと物語のように真面目に綴られてると思ったら、急にボケたところが出てくるのがとにかく面白かった。
また書いてほしいなー。
Posted by ブクログ
店頭で見かけて、じろうさんて本を書いてるの!?と気になって購入。シソンヌ大好きなので。
会ったことのない女性の写真をもとにお話を書くっていうじろうさんの企画は存じ上げなかったのですが、真面目なんだかふざけてるんだか、ごちゃ混ぜのシュールなじろうさんワールドで読み応えありました。
故郷に帰ると私はすごく元気がもらえる。
田舎の季節ごとの風景が、幼い頃の記憶を一気に呼び戻す。
いつでも帰れる故郷っていいよなぁとじろうさんの本を読んでしみじみと感じました。
Posted by ブクログ
知らない女性の写真と名前・職業・これまでの居住地を元に手記形式で書かれた10編のフィクション。
かなり突飛な話も多くシソンヌのコントとして脳内再生しちゃうものもしばしば。でも活字で読んでも面白い。
男が女の、女が男の語りを書くときはやはりどことなく作家自身の性別が透けて見えてしまいがちけど、シソンヌじろうはコントで演じているとき同様に憑依型だなぁと思った。
Posted by ブクログ
作者が芸人という先入観のせいか、文章作品というよりネタ台本という感じがして、舞台をみている雰囲気が漂う読書だった。
作品としては「あたいを変えた、タイウーマン」のタイウーマンという言葉と、「ヨウコさんへ」のほかより作り物感が薄いところがとてもいい。