あらすじ
幼少期、研究者の伯父が住む不気味な村で過ごした夏休み。
伯父の家で目撃した奇妙な装置と、化け物の正体とは……(「此方より」)。
「首輪で繋がれた少女がいた」――虐待疑いの通報を受け児相職員が訪れたマンションの1室。
職員たちはそこで“1匹”の怪人と邂逅する……(「愛玩」)。
若くして死去したホラー短編の鬼才・小林泰三。
2026年は、「玩具修理者」での鮮烈デビューから30周年目にあたる。
これを記念して、単著未収録だった14編をこの1冊に一挙収録。
待ち望まれた“著者最新刊”(2026年7月現在)がここに!
解説・恒川光太郎
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
SF多めの泰三さん最後の短編集(おそらく)
泰三さんのはホラーが好きなのでちょっと残念だけれど、からりとした文章なのにじっとりと湿度の感じるグロテスクさと丁寧な展開はこの本でも健在。グロはちょっと少ないけれどここまで文章で作者がわかる人もいないよなぁ。としみじみ読み進めてしまう。とりあえずまた初期作品から読み直したい〜!
Posted by ブクログ
角川ホラー文庫からこの表紙で出ているので「ホラーの短編集」だと誤認していたのですが、実態は小林泰三らしく、ホラー、SF、ミステリー、なんでもありの賑やか短編集でした。
仕掛けとオチの奇抜さは大前提として、例えば「大いなる種族」で二人がしれっと恋仲になるあたりの軽やかさ(軽やかさ?)が読んでて微笑ましい。こういうの大好き。
短編集なのに700ページのボリューム感。満足。