あらすじ
乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく「社会復帰」に興味が持てない春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、出口は見えない―ー珠玉の短編集!
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Posted by ブクログ
とりたてて特別ではない、どこかにいそうな人たちが主人公の短編だが、どの人のことも印象に残って忘れられない。
そのなかで一つ挙げるなら「どこかではないここ」の色々あった末の母親の変化が好き。
読んでいると、理解できる・できない、好き・嫌い、こうすればいいのに・何故そうなの、と色々な思いが浮かんだ。それは人物や物語が生きているからだと思うと、文字をつむいで文章でそれを成し遂げた作者の力に改めて驚き、感謝したくなった。
Posted by ブクログ
山本文緒さんは 故人なんだ、と今さら 気がついた。角川の夏フェアで 手にして なんで 読んでなかったんだろうって 自分の読書界隈の狭さに呆れた。短編集だったけど どの主人公も 深く自分を見つめてるところに 強く惹かれた。文章もきれいで なんで読んでなかったんだろう〜感が強い。プラナリアの春香もネイキッドの泉水も どこかでは〜の加藤さんも あいあるあした の真島さんも どこかに自分がいて 読後はため息に似たようなものでちゃう。囚われ人の〜は ちょっとわからない感じあったけど 1周回ったら アリだわ、と納得。夏の終わりに 良い読書できた。