【感想・ネタバレ】江ノ電を待ちながらのレビュー

あらすじ

各駅停車の江ノ電は、観光客や地元の人を乗せて、今日も湘南の海沿いをゆっくり走る。オリンピック強化選手に選ばれなくても、ひたむきに練習を重ねるビーチバレーの選手に出会った青年が、忘れかけたていたサッカーへの情熱を取り戻していく「夢をほおばっていた」。観光客でにぎわっている極楽寺駅で、小さな神社の娘が、参拝客を呼び寄せるために突飛なアイディアを思いつく「君に捧げるイエスタデイ」。稲村ケ崎で生まれ育った女性が、モデルになり多忙な日々を送っているが、クラスメイトとの再会でふと潮風の中での生活を思い出す「人生の途中下車」など。人生のターニングポイントでふと立ち止まった人々が、新しい一歩を踏み出す姿を描く、温かな連作短編集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

【あらすじ】
 湘南の海沿いを走る江ノ電。
 湘南も鎌倉も観光地として有名だが、そこで暮らす人たちには日常や青春がある。
 悩み、立ち止まってしまっていた彼らが自分らしさを再発見し、新たな一歩を踏み出すまでを描いた5つの短編を収録。
【感想】
 〈潮風キッチンシリーズ〉と〈しおさい楽器店ストーリー〉を書き終えた喜多嶋先生の久々の短編集は、潮風と喜多嶋節がほどよくブレンドされた爽やかな物語ばかり。
 私が湘南方面に行くときはドライブなので、江ノ電は眺めるものになってしまいます。
 その電車に乗る人々にもそれぞれのドラマがあるんだな、と感じられてほのぼのとさせられました。
 この年になって改めて感じさせられるのは、私の価値観や生き方の基礎を作ってくれたのは、間違いなく喜多嶋先生の作品たち。
 協調性を持つことももちろん大切なことだけれど、自分らしさを貫くことも時には大切だし、それは決してわがままではない。それを教えてくださったのが喜多嶋先生の作品たちです。
 本作だけでなく、過去作も順次重版されてきています。
 未読の悩める方々にぜひ手にとっていただきたいと思います。

0
2026年07月30日

「小説」ランキング