あらすじ
間違いない。
こいつ、やっとるわ。
「あなたを知りたい、どうしても」
失恋をきっかけに保安員、いわゆる万引きGメンとして働き出したアカリ。
捕捉率No.1の生きる伝説、タカエ師匠の教えを胸に、日夜、スーパーに現れる万引き犯たちを捕まえていく。信じられないことが山ほど起きる現場で奮闘するうち、いつしか若手保安員のホープとなったアカリだが、ある日、運命の人、カオルさんに出会う――。
万引きGメン
アカリの恋。
演劇界・文学界ともに注目の新鋭による最新小説!
【著者略歴】
ピンク地底人3号(ぴんくちていじんさんごう)
1982年生まれ。同志社大学文学部文化学科美学芸術学専攻卒業。劇作家・演出家。2019年「鎖骨に天使が眠っている」で第24回劇作家協会新人戯曲賞受賞。2022年「華指1832」で第66回岸田國士戯曲賞最終候補。初の小説『カンザキさん』で第47回野間新人賞受賞。2026年「明日を落としても」で第29回鶴屋南北戯曲賞受賞。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『カンザキさん』がめちゃくちゃ好みだったのでピンク地底人3号さんのこちらの作品も読みました!
やっぱり私にはこの疾走感とのめり込んでしまうような文章、展開がとっても大好き!!ブラックユーモアが好きな人は好きだと思います!
気がつくと幻想と現実が入り混じるのも読んでいて楽しい!関西弁の語り口が好みが分かれるかもしれません。
前作もそうだったのですが、描かれる愛が結構狂気的…。妄執、執着にも感じて恐ろしかったです。
万引きGメンのアカリが運命の人カオルさんにあてた恋文という形で話が進んでいきます。
万引きGメンについて深掘りされていて、思考など初めて知るようなことがたくさんありました。
万引きをする人の気持ちも代弁するような描写もあり、現実に万引きをしてしまう人もこんな気持ちなのかなぁと想像していました
追いかけたい作家さんがまた増えました
Posted by ブクログ
万引きGメンのお話し。突破ファイルとかナントカ24時みたいの見て万引きGメンてプロフェッショナルでカッコいいやんみたく思ってたけど。人を見たら泥棒と思え的な日常で、これ嫌な性格になるヤツやん。
能力を発揮できていたのにスランプになり、大失敗もしてしまう。そして、自分が万引きしそうになる。いや、万引きしたのか夢想しただけなのかよく分からない。万引きがちょっと魅力的にも思えてくる。あかんやん。
新しい世界でした。
Posted by ブクログ
良かった。万引きGメンという馴染みない職業が人を描くのにここまで適しているとは。万引きする人の描写、捕まえる主人公の心情、全てが真に迫って没頭して読んだ。結末も個人的にとても好みで良かった。地元のスーパーが出てきたのも嬉しかった。