あらすじ
大切な人をどう送るか? しあわせな最期とは? 在宅死を選んだ母と息子の、やさしくてあたたかい別れの記録。ある日、実家でひとり暮らす91歳の母にステージ4のがん宣告。「まあまあ元気」と思っていた母の命のカウントダウンが突然始まった。「自分の家がいいんよ・・・」。遠慮がちにつぶやく母。在宅医療? 緩和ケア? 介護保険制度? 知識のない息子は「いっぱいいっぱい」になりつつも訪問看護師、ホスピス医、ヘルパーの力を借り、家族や友人を巻き込んで母に寄り添い続ける。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
著者は(暮らしの手帳)の編集長で
本上まなみさんのご主人です。
滋賀県で一人暮らしをされていた
老母がガンになり、介護施設や
制度を利用しながら(実家で最後を
迎えたいと言う母の意向に沿って)
付き添い介護をされました。
段々と身体能力が弱っていく
実母との会話、自分の思いを
文章にして母へ、切なくて
悲しけれど著者を中心とした親族
兄弟、近隣の方が皆温かい。
木漏れ日のようにじんわりと
心に響きました。
優しい息子に良くしてもらって
お母様も幸せでした。
心の在り方、育て方、息子は
息子の人生があると長きにわたり
一人暮らしをされていた。
学びがたくさんありました。
最後は泣いてしまいました。
Posted by ブクログ
最近こういう系統の本をよく読む。
いつも母のことが頭にあるからだ。
そのわりに、実家に帰っても、どこでどうやって死を迎えたいかとかまだ聞けないでいる。
言うてる間に自分のこともどうするかなーと思う。
『暮しの手帖』元編集長の澤田康彦さんがお母さんとのことを書かれている。うちの館長もこんな感じでお母様と過ごされていたのかなと勝手に想像。
介護保険制度をしっかり使うこと。
周りに相談して、頼ること。
大事だなー。
Posted by ブクログ
私は短期間に父を若年性のアルツハイマー、祖母を認知症から来る色々な老いで見送りましたが、やはり癌の見取りは辛いものがありますよね。
自宅での介護時は、いつこの地獄から抜け出せるのかなど考えていましたが、いざ病院に入ってそろそろですとなってからの不安や後悔、まだ居てくれる愛おしさなどを思い出しながら読みました。
私と家族には出来なかった自宅での見取り ただただ尊敬です。お疲れ様でした。
Posted by ブクログ
母親を看取った記録
91歳でガンを発症し余命3年と告げられる
手術は選択せずに(家で死にたい)という母親を看取る
家族 親戚 病院など皆で協力して
介護 看護していく
皆の力が輪になって関係をつなぐ
母親の生きる力が素晴らしい
おしゃべりで人が好き
きれい好きで洗濯を毎日する
最後の時も10日間くらいで息を引き取る
その間も自分でトイルに行こうとする
最後まで対応できる力
私は病院で終わるだろうけど
短く神様にお願いしたい
Posted by ブクログ
”家で死にたい”そう願う人は多いはず。
でも、これを読むと周りのサポートが相当必要で著者のようにフリーランスで仕事をして実家に泊まり込むことが出来たのは幸いだったね。
ひーちゃん、読んだだけでもその愛すべき人柄が伝わってくる。
図らずも在宅で看取ってもらえたひーちゃんは幸せだったね。
でも最後のほうは読むのが辛かった。そんなに痛くてしんどくて頭はしっかりしているから皆に迷惑もかけるし余計早く逝きたいと駄々をこねたんだろうね。
94歳で死去。大勢の家族(長男夫婦、孫、曾孫、次男夫婦(著者、妻は本上まなみの子ども孫たち))に囲まれて旦那さんを52歳で夫に急死されてからのずっと独居生活で、でもおしゃべり好きで畑仕事もして、風と共に去りぬが愛読書でそんなひーちゃんが読んでいくうちに知ってるおばあちゃんみたいに感じて大好きになった。
だんだん弱っていって人ってこうやって終焉に向かっていくんだなとこれが現実なんだなと切なくなった。
救いはひーちゃんの強い願いだった”この家で死にたい”が叶ったこと。