【感想・ネタバレ】ある修道士の自罪のレビュー

あらすじ

聖バシリオ精神病棟を慰問していた修道士が異様な死を遂げた。先代に続きこれで二人目。新たな慰問役を命じられた若き修道士ペテロは、前任者トマゾが残した日誌を託される。そこには悪魔めいた怪奇の数々、院内をさまとう謎の少女、日に日に壊れていくトマゾの姿が綴られていた。ペテロは真相が隠された日誌を手掛かりに、彼らを死へ追い詰めた悪しきものの正体を暴くべく病棟の闇へ踏み込む。信仰は救済か、それとも狂気を加速させる毒か。読む者の心を蝕む、漆黒のゴシックホラー。

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Posted by ブクログ

 聖バシリオ精神病院で慰問役を命じられた先代、先々代の修道士の怪死事件、先代が残した日誌に記録された怪奇の数々、病院内をさまよう謎の少女、言及される悪魔の存在など異様なゴシックホラー要素が最後まで恐ろしく、ラストの後味の悪さも不気味だった。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第一部は手記のスタイル、つまりは一人称で書かれているので、果たして彼が「信頼できる語り部」であるのかを終止疑いながら読む羽目に。
途中で第三者の解説も入るが、この解説者も信頼できるのか怪しい。
作中に「恐れよ」「惑わされるな」「疑え」と出てくるから余計に。
しかも、段々と文字化けしたり、怪しい文章も増えてくるので、ますます信じられなくなってくる。
どの話を信じて、どの話を疑ってかかればいいのか。

第二部で一応は真相らしきものが明かされるが、驚いたのは、第一部の内容は案外嘘ではなかったことと(あくまで案外であり、全部が全部本当でもないが)思っていたより結末があっさりしていたこと。
信頼してはいけなかったのが誰なのかは分かって、それはすっきりできたが、正直「え、これで終わり?」となったので。
分かっていることは、第二部に出できた、あっけらかんとしていた彼も逃れられない運命のようだということ。
救いは、救いはないのか。

個人的には、予言のデルフィーナが好き。
彼女はあの後も無事だっただろうか……

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

ゴシックかつ幻想的な雰囲気がGOODな作品。

2部構成になっていて、前半の日誌や手紙を読んでいるかのような構成や、なにかしら伏線となってるのではないかと思わせる描写はとても良かった。ただ、その分、謎解きパートのような後半がややあっさりしているように感じられ、少しだけ拍子抜けしたというのも本音。

デビュー作ということらしいが、文章力もリータビリティもあるので、これからが楽しみな作家さんだなと思いました。

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2026年06月26日

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