【感想・ネタバレ】佐藤の告白のレビュー

あらすじ

「佐藤君が鈴木君に告白したらしい」という噂が学校中に瞬く間に広まった。佐藤に片想いしているひなのは、佐藤を振った鈴木や、いじめとしては処罰されない程度に悪意のある嫌がらせを行う男子たちのことが許せず、佐藤を守れる屈強なゴリラになりたいと願う。鈴木の担任は、学生時代いじめられていたトラウマから生徒に好かれる先生を演じていたが、この問題の対応を迫られる。佐藤の母は息子が男を好きになったのは、夫のDVが原因で離婚した家庭環境のせいではと思い悩む。ある男子生徒から男子生徒への「告白」が、学校の中に次々と波紋を描く2025年ノベル大賞〈大賞〉受賞作。おかしくて愛おしくてせつない青春群像劇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「好き」という言葉や感情に悩む人の話だと思いました。
大人が読んで面白いか、問われると悩んでしまう部分はあるのですが、中学校という閉塞感はリアルで、きっと中高生に響く話なのではないか、と思いました。
著者の次回作が楽しみです。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025年度のラノベ大賞受賞したことを知り、読んでみたが、とてもよかった!

佐藤に対する気持ちについて、鈴木は次のように書いている。

「自分の気持ちを好きという二文字に委ねてしまったことが、ひどく乱暴だった気がした。付き合いたいとか、相手が自分をどう思っているか確かめたいとか、そういう種類の感情で片付けてしまうのは何かが違う気がする。」

「恋とか友情とか、そういう何かに押し込めてしまいたいのに、どこにも分類できないこの感情。以上も未満もなく、佐藤春樹が好きだと、そう思った。」

この感情は、いつか名前がついてカテゴライズされるかもしれないし、このままふんわりしたままかもしれない。先のことはわからないし、これでいいのだと思った。

鈴木はひなのに、「関係ないよ。」と言われ、終盤では、鈴木はひなのにそう声をかける。当事者同士の問題は、当事者以外には関係がないのだ。人を尊重するとは、そういうことなんだと思った。

でも、ひなの(というか、佐藤と鈴木の当事者以外は)、タイトルにもなってる「告白」をしたのが、佐藤ではなく、鈴木の方だったって事実を知らないんだよな(当事者間のことだから、部外者は知らなくても良いことだけど、、)。その事実を知ってしまったら、鈴木をかばった佐藤のこと、もっともっと好きになっちゃうだろうな。

読後感もよく、読んでよかった!

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2026年07月23日

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