【感想・ネタバレ】廃妃は夜な夜な奇を談る 悠国後宮志異のレビュー

あらすじ

「千夜、談ってごらんに入れます」父が謀反の容疑で捕まり、後宮入りと同時に冷宮に送られた星蓮。だが父の潔白を信じる星蓮は皇帝・玲翔に、夜ごと物語を談り、満足すれば父と自分を助けて欲しいと交渉する。こうして夜語りが始まったが、やがてある噂が囁かれ始めた。凶帝・玲翔は、謎の寵妃に溺れて国を傾け、最期は弟である玲翔に討たれた先帝と同じ道を辿っている、と――。先帝を虜にした謎の寵妃の正体は? そして純朴で善良な父に謀反の容疑がかけられた理由とは? 命乞いで始まった夜語りが、思いがけず、国を揺るがす大きな秘密へと繋がっていく・・・・・・。中華的千夜一夜物語!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

夜伽に語る話で命を繋ぐとなると、作中にも出てきた千夜一夜物語が彷彿とされるが、これは、そこから一捻り入った物語。
そもそも千夜どころか百夜の約束、何だったらその日数にすら達する前に目的は達成するのだが、それはさておき。

語る話に意図を盛り込む星蓮、それを正しく読み解く陛下。
物語を通して、お互いの意思や狙いをやり取りするのが面白かった。
また、そういう意図を持たせた物語を用意しないといけないので、作者さまも様々探されたのではないだろうか(冒頭に参考文献が出てくるところからもお察し)

語られる物語も、教訓を得たり、怖い話だったり、様々で面白かった。
一方で、星蓮の父が死刑になってまで守ろうとしたもの、ある件に対しての真相は分かりやすいというか、予想立てやすかったので、意外性や驚きはなかった。
そもそも作中作の物語が多いせいで、実際の登場人物が少ないから分かりやすいという。
語るお話が多い弊害ですかね、やむなし。

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2026年06月19日

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