あらすじ
本書は、過去十数年にわたって作者が収集してきたネット上の怪文書を、誰かと共有出来たらと思い投稿していたものになります。その中の一つに「ダクダデイラ」という物があり、これを表題としています。掲示版の片隅からSNSの暗部まで幅広く怪文書を収集していく中で、運営や通報により削除対象となった文書も多数含まれていました。書籍化にあたっての文書の選別により、ネット上では過激過ぎたり、不道徳過ぎて既に削除された文書も収録し、結果的に公開分より約1/3の増量となっております。そちらの文書と合わせてお読みいただくことでこの禍々しい記録を広く共有できましたら幸いです。なお、本書には一部極めて過激な表現が収録されておりますので、心臓の悪い方は十分ご注意のうえご一読ください。
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Posted by ブクログ
吐き気を催す恐怖を感じられた。
よくあるフェイクドキュメンタリー系ね、と高を括って読み始めたら、短編一つ一つの完成度が高く、作者の発想力に脱帽した。個人的には15年間別人格に乗っ取られていた妻の話と、子どもの幽霊と同居する話が好き。
この手のホラー小説でよくあるのが、断片的な情報が実は一つの怪異や儀式に繋がって…というもので、本作も多分に漏れずそうなんだけど、インターネットの厭な部分の解像度が妙に高くて、月並みな感想だけど、本当にフィクションだよね?と疑ってしまった。
あと、怪異の得体の知れなさに底が見えないというか、結末を有耶無耶にして読者の考察を促そうとしてるのが見え見えの最近のホラーと違って、理解できないことの恐怖を語る描写がすごく巧い。描写がグロいので人にはおすすめできないけど、個人的には傑作ホラー小説だと思ってる。
Posted by ブクログ
すごく面白くてカクヨムのサイトから書籍購入に誘導する動線もバッチリです。ホラーにおいて注意書きがこんなに的確だったことは初めてなんですが、注意と書かれている所から先が本当に怒涛のグロです。でも人間とは全く異なる行動原理と欲求をもつ怪異を表現するのには必要不可欠なグロでした。読み終わってからもう一度伏線を確認したくなる。面白いけど人に勧められない本No.1。
Posted by ブクログ
初挑戦したモキュメンタリーホラーがこの作品で本当によかったのか、今でも自分に疑問をぶつけています。それ程までにトラウマを植え付けてきた、あまりにも悍ましかった作品でした。未読の方には正直勧めづらいです、単なる好奇心で手を付けない方がいいかもしれません。
特に吐き気を覚えたストーリーは、やはり【人ノ形ヲシタ地獄-Inferno Humanoid-】です。特別グロテスクでホラーな写真や画像が添付されているわけではありません、終始活字だけです。にも関わらず、ページを捲る度に吐瀉物を無理矢理口に詰め込まれるようなこの読書体験、二度と味わいたくありません。
Posted by ブクログ
X、YouTubeのコメント欄、弁護士ドットコム、Googleのクチコミ、はてなブログなど実在するネットサービスに投稿され、現在は削除された怪文書を集めたという体裁のモキュメンタリーホラー。
たくさんの様々なテキストが収録されている。どの話も怖いというより気味が悪い。相互に関連があるようだが断片的なため一読しただけでは繋がりはぼんやりとしか見えてこない。呪い、儀式に関連するものだとはわかるものの首謀者が誰で目的が何なのか最後まで読んでもよくわからなかった。
こういうのは怪異の現場を直接書かない方が想像力が刺激されて楽しいので、終盤の女性一人称による語りは不要だった気がする。カクヨム版は途中までで終わっているがあれでよかったのでは。バトルとか組織みたいのが出てきた途端安っぽくなってしまった。日記とズレてるだの、7回しかやってないとかは煽りとしてわざとらしく感じた。解説っぽい。
「コイノバイオント」「ミス・モーチュアリー」が好み。ナポレオンの人たちは何だったんだろう?
Posted by ブクログ
最初は怪談話集めた短編集みたいなもんかなと読んでたら、キモ、ウゲッ、えぇー、グロ!ってなった。
モスラの祟り、ユカリちゃん、藤谷優子、ほーむ・あろーんが面白かった。
ただまだ続きがあるのか最後どうなったの?みたいな中途半端で終わる。
これは完結してるのか続きがまだあるのか…と思い、考察をYouTubeで見てなるほどなあってなんとなく理解。
蛾、蜘蛛、蝿は仲間なのか敵同士なのか…
名前が知りたい…
読んだ後あれは何だったろう、こういうことなのかなって凄い考えたり、誰かと話したり出来るいい本だと思います。
全部説明されないから考察好きにはハマる。ただグロ駄目な人はやめた方がいいかも…
Posted by ブクログ
ネット上の色んな怪異に関する文章を集めた本、という体のモキュメンタリー本です。
短編のように一つ一つのエピソード?があって、サクサク読めました。
全て独立した話なのかなと思っていたら、最終的には全部つながりのある話、みたいな感じでした。
怖いといえば怖いんですけど、それよりこれはどういう意味だろう?とか、さっきのやつはここで繋がるのか!みたいなミステリー的な要素があるので面白かったです。
とはいえ全容はよくわからない……。結局この本の内容はある特定の怪異に集約されるのか?なんか夢にされるとか虫とか色々出てきて、結局何が起こってしまうのかよく分からないところはありました。
あとこういう文章ばっか読んでると本当に現実と区別つかなくなりそう笑
この私の感想文もこの本の中の口コミみたいで、書いててなんか怖い笑
Posted by ブクログ
けんごの紹介ショート動画を見て気になって、カクヨムで全編読んだ。
すっきりしない終わりだな~と思ったら、完結パートは書籍にしか収録されていないらしく、気になって購入。
ネット上の怪文書を集めた、というよくあるモキュメンタリーホラーかな~と思っていたら、異世界の得体のしれない存在(怪異ともちがう?)が仄めかされ、実は関係なさそうな怪文書もすべてそこに繋がっていた、という感じの構成。
儀式や信仰といった、民俗ホラー、因習ホラーに近いものがありながら新しさもある怪異との接点が新鮮だった。
最後のパートの描写はすさまじかった。そりゃネットにはあげられないよな、という感じ。(最初はカクヨムに全パートアップされていたらしいけれど)
文字で読んでいるのに凄惨な現場の情景が頭の中に浮かんできて、気持ち悪い・怖い・痛い・気味悪いけど先の展開が気になりすぎて読むのをやめられない。
モキュメンタリーホラーにちょっと飽きが来てたけど、これは読んだ後「ハァ~…」と、圧倒された。
しばらく世界観から抜け出せないほどの没入感。
怖いしグロいけど読後感は〇
形式は他のモキュメンタリー作品と似たような感じで、様々な文体の文章で構成されてます。一つ一つは短めなので読みやすいです。ラストの例のあれはなかなかにグロいです。サラッと読むのがおすすめです。ラストだけ少しSFぽい?感じになります。グロすぎるので逆に現実離れしてくれたお陰で最後は読みやすかったです。胸糞悪い話もありますがハートフルな感じのもまあまああります。表紙も他のモキュメンタリー本に比べると禍々しさが少なくて本棚に表示されていてもびっくりしなくていいですね。ただ、一般女性にこの世の運命を握られているなんてこの本の世界線の人からしたら恐怖ですね。