【感想・ネタバレ】少女Aが消えたときのレビュー

あらすじ

千葉県美浜市のスーパーマーケット駐車場から、十四歳の少女が行方不明になった。誘拐・連れ去りの恐れから情報封鎖が実施されるが、報日新聞の記者「事件持ち」こと永尾は、ある手がかりを基に少女が姿を消したことをつかむ。県警幹部との取引で誘拐の報道をしないと約束する永尾。だが、この事件の報道を巡り支局内でトラブルが巻き起こる。一方、県警は同時刻に駐車場にいた前科のある人物を誘拐の容疑者として絞り、捜査を進めるが、県警捜査一課の刑事・津崎はその見立てにかすかな違和感を感じていた。少女が消えた理由とは? 警察と報道の存在意義とは? 事件を追う執念とあまりに切ない真相が心を飲み込む、一気読み必至の社会派ミステリ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

新聞記者と警察の同時進行で話が進み難しいとおもっていたが理解できる内容と展開が面白く一気読み。
連れ去り犯との最初の会話でこんな優しい犯人だったら捕まってほしくないと思っていたら意外な展開になり警察の職務か道徳かにすごく葛藤があったんだろうなぁといい終わり方に満足。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

元々上手い伊兼氏の久々の会心作。新聞記者出身作家ならではの、事件を追う警察捜査と新聞記者の矜持には定評があるが、それに加えて、事件の背後にある悔恨と贖罪を浮かび上がらせ、泣かせる技術まで身につけてしまった。多くの人に読んでもらって何か大きな賞を取ってほしいと思わせる傑作。

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2026年05月22日

Posted by ブクログ

読みやすくてあっという間に読めました。東野圭吾氏を彷彿とさせます。作者が法学部出身、元新聞記者ということで、専門性がかなり反映されてました。文化部、暮らし部、政治部の記者の方とはお話したことがありますが、事件記者はこんな感じなんですかね。実に戦々恐々としてます。事件も「いま」を映し出す感じで読み応えありました。ただ、容疑者とされた方のお母様が気の毒でなりません。そして、私もお名前を一見して某作家さんと勘違いしてました。失礼な話です。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

社会派的主題をテーマにしのばせながら警察と記者の視点から展開し、なかなか迫るものがあり良い作品でした
3220冊
今年119冊目

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

「事件持ち」記者・永尾と千葉県警本部刑事・津崎のケミストリーがたまらないシリーズの第2弾。

千葉で起きた少女連れ去り事案。家出なのか事件なのか。緊張感をはらみながら、警察と、その端緒をいち早く掴んだ永尾たち報日新聞それぞれの動き。
十年前の海難事故と過去に囚われ続ける者たちのとった行動。二つの事案が絡み合い、そこに刑事と記者の信念が共鳴しあう。

永尾にも津崎にも今どきの若者が後輩として配置される。無駄を嫌い、己に過剰なまでの自信を持ち、過激な意見をさも正論のように投げつける二人の男。
科学捜査やAIで事件が解決する世界を理想とする刑事も、自らの歪んだ正義で他者をとことん追い詰める記者は愚かで醜い。

永尾や津崎のやり方は古いのか?それでも、青臭いまでに一生懸命に任務や使命に取り組む二人の姿に救われる。
そんな彼らの背中を見て我が身を振り返り、鼻持ちならない若者が少しは改心してくれたのが救い。

前作でクソ野郎だった山浦デスクの変節ぶりは、「人はいつからでも変われる」ということの象徴のように思える。

事件そのものは早々に決着を見ていたが、主役二人の生き様はこれからもずっと見ていたいと思わせる作品です。

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2026年06月09日

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