あらすじ
これは、1通の手紙から始まる報復の物語。
悪の令嬢・リーナが国外追放されてから5年――
元婚約者であり、彼女を断罪した王太子の元に、リーナから手紙が届く。
まるで断罪などなかったかのような文面に、王太子は苛立ちを隠せなかった。
時を同じくして、庶民出身の王太子妃、幼なじみで親友だった伯爵令嬢、王太子の近衛騎士――リーナの追放に関わった者たちにも同様の手紙が届いていた。
怯え、軽蔑、喜び――真意は様々であったが、手紙をきっかけに彼らはリーナを探し始める。
それが、平穏な日々からの転落の始まりであるとも知らずに。
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匿名
3
公爵令嬢リーナ・ベルシュタは幼少期に親同士の取り決めで国の王太子であるセルヒオと婚約する。
それなりに仲睦まじかった二人だが学園時代にセルヒオが男爵の庶子であるミレイアと親密になったことを嫉妬したリーナがいじめたと告発があったことでリーナは婚約破棄と国外追放になってしまう。
それは実はミレイアが少し話を大げさにしただけでまったくといってもいいほどリーナは悪くなかった。
しかしコントロールできなくなったことでこういうことになってしまったのだ。
それから5年たち王太子夫婦となった二人にそれぞれリーナからの手紙が届いたことで件のことに罪悪感を抱いていた二人は動揺する。
そして学園時代にリーナやセルヒオたち浮世離れした人たちに嫉妬を抱きながらもリーナのそばで甘い汁をすすっていたナタリータウレルの元にも手紙が届いた。
現在は莫大な財産を持つ婚約者に屋敷を与えられて何不自由なく暮らしていたナタリーは学園時代に好きだった人がリーナに惹かれていたということがきっかけでリーナがミレイアに嫉妬しているという噂を流したのだ。
それが生徒たちのあいだで止まらなくなったことで婚約破棄と追放が起きてしまい…。