あらすじ
――魔法の代価は、ヒトの「一生」だった。
アニメ『逃げる魔法使い』の感想掲示板は阿鼻叫喚に包まれた。魔王討伐後、魔法使いの少女が約100年の寿命を代償に魔法を使っていたことが発覚したからだ。秘密を知られ、行方をくらました彼女を仲間たちは捜し始めるのだが――彼らも、そしてアニメの視聴者も知らなかった。彼女が悠久の寿命を持つ、長命種だということを。
「魔王討伐後」「曇らせ」「掲示板」の新感覚ファンタジー!
感情タグBEST3
んむ、
掲示板の方々に感情移入しちゃったぜ。
魔法使いちゃん、ホントに子供の頃から勇者を
見守ってたのね。
ラストシーンの後、姫様にズルズルと
連れてかれてそう。
共感させられる
この作品は理解し難い2つの世界の組み合わせで構成されている。魔法使い達登場人物が動く世界と、魔法使い達登場人物が動く世界をアニメとして閲覧しインターネットのスレッドで語り合っている世界の2つである。
前者の分量は少なく、読者(この本を読む我々)は、比較的文量の多い後者から何が起こっているのかを把握することになる。
そのため、登場人物の心情や動きから風景の描写までをもが又聞きのような形になってしまっており、読者はこの作品に対して独自の感情(後者から逸脱した感情)をもつことを許されていない。
ただ異なるのは、オチ(魔法使いは長寿)を知っているかどうかの一点に尽きる(もちろん、それに価値はない)。
内容は薄く文量もない、想像を超えてくる展開もない。あるのは理解し難い構成だけである。