あらすじ
様々な問題を抱える小国、ヴァルイーダ国の新しい女王となったのは、たった16歳のいたいけな少女イザベルだった。
そんな彼女の摂政として、イザベルの従兄弟で元皇太子のリュシアンが王宮に呼び戻される。
3年前に不義の子と発覚し王位継承権を取り上げられたリュシアンは、女王を傀儡とし、いずれは王冠を奪い取る算段でイザベルを支配しようとする。
一方、イザベルは初恋の人で憧れのお兄さまでもあるリュシアンとの再会に歓喜していたが、彼の腹黒い一面を偶然知り、ショックを受ける。
怒りに震えるイザベルは、リュシアンに自分を侮ったことを後悔させ、心から忠誠を誓わせ支配すること、そして絶対に王冠は渡さないことを固く決意する。
そして持ち前の頭脳と女王としての才覚を遺憾なく発揮し、画策を巡らせ始める。
こうして、表向きは女王と摂政として友好的な関係を築きつつも、裏ではお互いを手中におさめるべく激しい頭脳戦と駆け引きを繰り広げる日々が始まった。
そんな中、数々の国を傀儡にし支配を広げている大国の女王の魔の手が、ヴァルイーダ国にも迫ろうとしていてーー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あらすじ読んだときから期待してたけど、裏切らず面白かった!
恋を捨てられないけど惚れたもん負けにはならないイザベルも、元王子様なリシュアンもいいし、脇を固めるカジミールとラウルもいいキャラをしている。堅実なおじ様と童顔かわいこぶりっこ策士。
Posted by ブクログ
「お兄さま」が好きすぎるあまり、行動が残念な女王様かと思いきや……いや、序盤は残念な部分も多々あったか。
最後の最後も残念だったか?
ともあれ、最終的には大国相手にあそこまでの立ち回りを見せることになるとは、成長著しい(最後のことは見なかったことにする)
割と早めに「お兄さま」と互いの腹の内を吐き出せたおかげか。
互いの魂胆を明かさないまま終盤までもつれ込むと予想していたのに、中盤になって実にあっけなく吐露しちゃったので、読んでいて随分驚かされた。
前述通り、大国を相手にしなくてはいけなかったから、主役二人だけの小競り合いをしている場合ではなかったのだが。
行動が、早い。
お陰で大国相手に勝利を収めることができた訳だが、向こうにしてみれば、最強カップル(予定)のお膳立てをしたようなものだから、余計に悔しかっただろうと想像。
ご愁傷様でした。