あらすじ
金の価格が最高値を更新し続けている。
国内小売価格は2025年9月29日に1グラム=20,000円を突破(20,018円)したかと思えば、年が明けた1月19日には26,158円にまで上昇した。
またNYの先物市場では、1オンス(約31グラム)あたり4,670.60ドル(1月18日)。日本国内の値段に換算すると1グラム=23,804円である。
これに小売業者の手数料が加算され、上記の26,518円になる。
2023年8月29日に10,000円を超え(10,001円)ニュースになったばかりなのに、わずか2年半で金は2.6倍になったのだ。
本書で著者は、金価格の動向を大胆に“予言”する。
それは――「2026年には、金は1グラム=30,000円になる」だ。1キロなら30,000,000円である。
金がまだ手ごろな値段の、たとえば1999年9月(月間平均小売価格が1グラム=962円)に1キロ買っていた人がその金を売れば、
30,000,000-962,000で29,038,000円の売却益を得ることになる。
とはいえ、「そんな何千万円もの元手はないし、たとえ金を買ったとしても売るときの所得課税や、子どもが受け継いだときの相続税が心配だ」という読者も多いだろう。
著者はそんな声も考慮し、本書で“秘策”を伝授する。
その一つが金貨(コイン)の購入だ。金貨は1オンスが基本なので、延べ板の約30分の1で買える。
また銀は、かつて「貧乏人の金」と言われ蔑まれてきたが、この5年間で4倍値上がりした。
だから手元資金にさほど余裕のない人は、金貨・銀貨から始めるのがよいだろうとも助言する。
また金をはじめとする資産としての貴金属を、いつ・どのように売却すべきか。子や孫への相続と税金対策についても細かく解説。
加えて政治思想分析の第一人者である著者は、トランプ政権下での米国経済の行方と、高市早苗政権の日本との未来についても独自の見解を披歴。
凡百の経済評論家や外交専門家ではなしえない、世界基準での“未来予想図”を展開する。
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Posted by ブクログ
昨年(2025)の末から、ゴールドの価格が上昇しています、このレビューを書いている先週末と本日は暴落していますが。。副島氏の本は共著も含めてこれが73冊目となります、21世紀を迎えた頃の著作では、彼はゴールド価格は将来上昇するので「書い続けなさい」と強調されていました、最近の本では「3万円/g」まで上昇すると書かれてあり、本当かなと思っていたら、先週の木曜日に達成してしまい驚いています。
さらに、数年前の著作から言い始めていることですが「これからは銀の値上がりが凄いことになる」とあり、この点について副島氏の見解が気になっていました、結論としては「金は5万円程度には、銀は今の10倍程度にまで上がる」とのこと。
現時点では米国株や日本株も調子が良いようですが、今後5年の動きを考えた場合、どれに投資しておくべきか悩むことになりそうです。私はもう若くなく定期収入が限られているので、若い人のように許容されるような失敗はもうできないので、慎重に考えていきたいと強く感じました。銀と金の価格の関係を歴史的に解説されている点も興味深く読ませてもらいました。
以下は気になったポイントです。
・ 金が1オンス 2万ドルになる、円にすると1kg 1億円である。 とんでもない 金額 だがあり得るが、この時ドルも円も大きな「通貨単位の変更=ノデミネーション」に直面する 、ドルは1/100に 減価し、 現在の通貨体制は崩れていく(p26) 筆者の予測ではトランプ 政権が続いている 2027年内にドルの暴落が起きるだろう、 この時自分の政治判断としてドルの切り下げ( 10分の1 への切り下げ)を断行するだろう、 2028年 トランプ 最後の年まで アメリカ帝国は 世界覇権国としてその地位を維持するが、 その年を持って アメリカ帝国の時代が終わる(p27)
・ 金の価格が急騰して世界の金融 経済体制が金本位制に戻っていくことが ほ ぼ はっきりしてきた、 世界中にある各国の通貨の全体量の2割はどうしても金がなければいけない、 8割が お札 あるいは信用貨幣と呼ばれるものである。 すると 金 1g 10万円という数字でだいたいこの計算が合う(p32)
・ ドルの暴落が起きた時、今の日本円の1万円札は1000円に、さらに100円になる、 額面は100分の1になるが 日本円はドルに対して100倍の力を持つ。ドルと全く反対方向に円は切り上げられる、 これが数年かけて起きる (p36)
・ゴールド 1オンス が4500ドルで1ドルが150円であれば、 グラム21750円である。 リカーズ氏が 言うように1万ドルに達した場合 1g あたりの国内価格は4万8225円 となる、現在の2倍になる(p78)
・ 金を売却した時の儲けが500万円の場合、50万円の特別控除の後、5年以上の長期保有であればその半分の225万円に10%の 譲渡益課税がかかる (p113)
・銀は2020年には金の1/100まで落ちていた その頃 銀は貧乏人の金と言われていた、 それが今は1/60まで戻した。 もうすぐ かつての金銀比価である1/50になるだろう、 筆者は予言する 銀はさらに今の10倍になる、 つまり グラム 3000円、 世界値段では1オンス 600ドルである(p161)
・中国が実は 2026年の1月1日から「 銀の海外輸出を許可制」にした、 この動きが世界中の銀の動きのこれからにとって決定的である、 銀の世界市場で一番強い力を持っているのは中国である、 ペルー などの鉱山会社の銀鉱石を 買って、世界中の銀の実に7割を中国国内で 製錬 している、 これは銀の価格支配力を中国がアメリカから奪ったということである、 ニューヨーク市場と違って中国の金の市場は1オンス 90ドルに対して ニューヨークとロンドンの価格は 78ドルである、今世界で銀について 二重価格が出現している(p173)
・ 1オンス銀貨はついに15000円になった、恐ろしいほどの値上がり であるが、まだまだ安い。筆者の予言では銀は、金の1/10にまでなる、これに従うと1オンス 1000ドルで1g 4800円( 1ドル=150円)となる、とりあえずここまでは行く(p180)
・インドの中央銀行である RBIは、 2026年4月から銀を銀行融資の担保に 認めると決めた、銀を持っていけばお金が借りられる これまでは金だけだった、 そして ゴールド宝飾品 1kg に対して シルバー 宝飾品は10キロとした、すなわち インドの金銀 比価では、 実質で10対1になる。 だが 金銀 比価は、 16対1と欧米の500円の歴史で決まっている、だから 銀が、いくら上昇しても金に対して16分の1が限度である、 だから 金 1オンス 1万ドルになった時 銀は625ドルである ここまでは上昇する、 ドル円を150円で計算すると銀はグラム 3000円である、インドでは 何千年もアクセサリーとして 銀の人気が高かったが、そこにソーラーパネル・電気自動車の部品のメッキ用に銀の需要が急増して値上がりしている(p183)
・現在は円安 と騒ぎ立てているが、 この円安はニューヨークで作られたものである。日本の年金基金がニューヨークに流れ出すように、 ドルの金利を4%台にしておくことで円安の動きをアメリカ政府は恋に作ってきた。 もうすぐ起きる 円高で円が1ドル75円まで戻る、 そしてさらに40円に落ちていく。最終的には1ドル=1円=1ユーロ=1人民元である、 これは150年前の日本の幕末と明治 ではそうであった(p202)
・消費者物価はどんどん上がっているが 日本はインフレではない、 日本はデフレである。 アメリカにお金をどんどん 奪い取られてあるからである、日本にはお金があまりない だから日本はデフレである、日本の資金が国民のために国内で使われていない だから日本はひどい デフレである(p223)
・日本は国家予算 約120兆円に対して 累積で国家の財政赤字は1200兆円を超えている、これらは 日本国債の形で 日銀 その他 日本の銀行が引き受けている、 そしてさらに これよりも大きな金額である 1800兆円を累積でアメリカに取られている。 そして アメリカ政府は その100倍の1000兆ドル=15京円巨額な国家 借金を抱えている、これがもうすぐ破綻してアメリカは国家破産する(p237)
2026年2月1日読破
2026年2月2日作成