【感想・ネタバレ】夜が明けたらのレビュー

あらすじ

〈りっちゃんが死んだ。寒さと痛みのなかで――〉。2024年、小説誌の編集部に届いた原稿には、学生運動が過熱した半世紀前、日本中を震撼させた事件で親友を亡くした大学生ジュンの日々が綴られていた。これはフィクションか、あるいは新たな事実か。駆け出しの編集者・二階堂ルルは、当時の報道と原稿に食い違いがあることに気づき、その真相を探る。見えてきたのは、自分自身の本当の心で――。1972年、ジュンの大好きな友だちが死んだ。打ちひしがれた彼女は、一風変わった人々が集まる「幸海荘」に転がり込む。大切な人の記憶に苦しみながらも日常を取り戻していくジュンが目にした、信じようのない光景とは。ここではないどこかに居場所を求めてもがく彼女たちの、激動の青春と小さな希望の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ジュンsideとルルsideが交互に繰り返されており、
繋ぎの描写に関連があるのが芸の細かさを感じる。
伏線回収もすごい。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

社会に抑圧を感じている私にとって、プスっと内側に針が刺さる話だったなぁ。

登場人物が「社会から逸れている」もしくは「今の生活に疲れている」人達ばかりで、誰もが主人公なんだと思える内容で…私だけかもしれないけど、もう読み終えた最後には登場人物全員に愛着が湧いちゃった。

この物語で私は、登場人物達と一緒に「自分を見つめる旅」に出掛けたけど、人生の問いは簡単に見つかる筈もない。これは作者が読者へ向けた物語の本質的な部分だと思う。

これは色々な人に刺さる物語だと思う。
最初は言葉にできない難しさがあるかもしれないけど、何度も味わってほしい作品。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

1971〜72年の連合赤軍事件がモチーフの作品。
とは言え、この事件や学生運動を深掘りしたものではなく、女性たちの友情や青春を描いた希望の物語。


この事件については昭和の重大ニュースなどで何度も映像を見たことはあるが、あまり関心を持ってこなかった。
日頃ぼんやりと生きている私は、学生運動の意味をよく考えた事がないかも。
しかし、登場人物のひとりがどんどん傾倒していく姿を見て、その理由を知りたいと思った。
巻末の参考文献を頼りに少し調べてみようかな。


ストーリーは…
2024年、小説誌の編集部に届いた原稿には、学生運動が過熱した半世紀前、日本中を震撼させた事件で親友を亡くした大学生ジュンの日々が綴られていた。これはフィクションか、あるいは新たな事実か。
駆け出しの編集者・二階堂ルルが真相を探る。


過去と現在が交互に描かれ、交差していく…
私はこういう構成の本が大好きだ。


さらに読み進めていくと「タイムリープ」という単語が出てくるではないか!
まさかの展開に驚き、嬉しくなってしまう。


居場所を求めて遠くへ、遠くへ!
ジュンの思いを受け取ったルル!
未来を見つめる二人の強さに勇気が湧いてくる一冊だった。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

60年代の学生運動と、現代の安保法制反対運動の中にいた女性がオーバーラップする。激しい学生運動と数年前のことは切り離してみていたけど、今をもっと良くしたい。それができるはずという思いは繋がっている。と気付かされた。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

もの凄いお話を読んだ
映像でチラッと見たことはあるけど・・・
ただただ悲惨で、
残酷では終わらなかった事は救いです

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

学生運動をしていた人たちも同じ若者で集団の恐ろしさ、そして携わって抜けることのできない苛立ちが伝わりやはりこの作家の本は考えさせられる内容ばかりだなぁとそして読んで数日経つのに消化できない自分の頭の悪さ。。
もっと寄り添える理解力や気持ちがあったらいいのに。

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

初読みの青波杏さん。
学生運動に関わり、親友をある事件で亡くしてしまったジュン。当時のことを綴った原稿を出版社に持ち込み、編集者のルルが事件の真相を探っていくという設定。
学生運動については詳しくないのだけど、読んでいると「なかなか過激だな」と思う場面もあった。「ある事件」というのは、どうしても浅間山荘事件を思い出してしまうし。
そこに、LGBTやタイムリープも絡んできたりで、色々な要素が詰め込まれているなと思った。
それと、登場人物の名前がほとんどカタカナで、どういう意図があるんだろう?と気になってしまった。
興味深かったけど、感情移入しづらい物語だった。

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2026年03月18日

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