あらすじ
映画の主役「ワニオトコ」を演じることになり、ワニの着ぐるみ(オーダーメイドのぴったりサイズ)を着たところ、脱げなくなってしまい、いつしかほんもののワニオトコに・・・・・・(「二十四番目のわに」)、ブギのリズムを生みだす古い洗濯機と、そのリズムに惹かれて踊りだしてしまう賢いネズミの友情物語(「夜のあしおと」)、外来種アライグマであることを隠し、たぬきと偽って豆腐屋を営むものの、卑怯なきつねの通報でお役人さんに責め立てられてしまい絶対絶命(「たぬきの豆腐屋さん」)など、荒唐無稽で目が離せない連作短編集。
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Posted by ブクログ
どの話もかわいい!!楽しい!癒される!
動物たちが出てくる短編集です。
日常に疲れた大人や、子どもでも楽しめる物語だと思います。
絵本のような表紙とタイトルで一瞬児童書かな…と思ってしまいましたが、一般書の棚にあるし、一條さんだし…と思って手に取りました。
1話目の『そとはさむいよ』は、主人公の警部補がひどい雪の日に警察署に出勤すると、市長が殺されたとの情報を聞かされます。既に犯人も捕まっているとのこと。
犯人はなんと…巨大なウサギ!!嘘でしょ…と思いながら読むと、『不思議の国のアリス』の世界のような不条理で不可思議な登場人物たちに主人公は振り回されるのですが、結末は可愛らしくてほっこりしました。
他にも、死体専門の掃除屋の〈ハイエナ〉を呼んだら本物のハイエナ(?)が来た『コードネーム〈ハイエナ〉』や、売れない俳優がワニの着ぐるみを被って映画に出ることになる『二十四番目のわに』など、一條さんらしいとぼけた会話が満載のユーモア溢れるお話たちが収められていて、動物好きな私はとにかく癒されました。