あらすじ
読み込んだラノベの世界に転生した俺。転生先は悪役貴族……の取り巻き!? 原作主人公や高位貴族なら楽しめたのに!と思いながら試行錯誤して悪役の更生を図っていたら、意外な前世知識で独自の魔法に目覚め――!
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一切共感出来ない
読み始めて直ぐに感じる違和感。
この主人公、転生したと知ってから数ヶ月に渡って【どの創作物の世界に転生したのか】を探していた。が、意味が分からない。普通、転生して月日を経る内に既視感のある名等から初めて【○○の世界なのか!?】てなるものだと思うのだが、何故初手から創作物への転生だと思うのか。この時点で創作物への転生という作者メタ視点ありきの発想。
また、前世社会人経験者との設定だが、これが足を引っ張っている。仮に対外的に子供の振りをするにしても、作中の言動から読み取れる人物像的には『オタク気質で広く薄い知識を持つコミュ障気味の高校生』くらいなら納得出来るか。後半のギルドでの人集めの時なぞ、〝ホントに年齢そのままのガキか〟(悪い意味で)と言いたくなる頭と口の回り。成功するかどうかは別にして案の一つや二つ出せるやろと。
前世最後の記憶が、「人生見つめ直して新しい人生を」と考えていたのなら、それでこの体たらくかと。結局前世の感覚そのままで、主に対人は逃げの姿勢。そのクセ、要所要所では展開の都合からくる上手く行く流れ。
結果、ご都合主義的に物事が展開、好転してゆくと言う、チート的な爽快感も、内面的な成長が見られる訳でもない物語の出来上がり。
主人公に全く共感も感情移入も出来ない、読むのがツラく感じるレベルの主人公像に出会ったのは久々だ。