あらすじ
ある日、男は前世でやり込んでいたRPG『エルドリア』の世界に転生していることに気がつく。あろうことか、破滅エンド確定の悪役貴族カナタ・ルナールに。生き延びるために勇者たちに接近するも、糸目で関西弁の胡散臭さMAXな見た目のせいで「裏がある」と完全に悪役認定。「いや、ホンマに仲良くしたいだけやのに!」
ならば自分が強くなるしかないと固有魔法を鍛えていたら、なぜか勇者のイベントを踏み続け、気づけば英雄扱い!? 周囲の勘違いと戦いながら怪しい笑みで突っ走る、破滅回避奮闘ファンタジー!
感情タグBEST3
何処かで読んだ影の実力者的な
根底に『影の実力者になりたくて』があるのは間違い無いでしょう。読んでいて随所に感じる影実。世界に根を張る敵組織、7陰、シャドウガーデン、姉にコンプレックスを持つヒロイン(候補)、相当する諸々出てきます。
独自要素も盛り込まれていますが、影実の影を吹き飛ばす程では無く。
違いを出そうとしている点は、
・この世界は(前世の)ゲーム内容と酷似(ゲームの世界?)
・主人公とは別にゲームの主人公として勇者が存在
・敵組織の存在、それとの対立、ゲーム知識からの世界のバックボーン等を主人公が自覚している
こんな感じでしょうか。
しかし、この主人公が事前知識を持っていると言う点が足を引っ張っており、主人公がガンガン行動する為・勇者の存在が空気・(味方)組織の活動描写がほぼ無し、となってしまっており独自要素同士で存在を打ち消しあってしまっている。
結果として登場人物や組織に深みがなく、「影実の二番煎じ」との印象しか読後に残らない。
逆に『影実』未読であれば問題なく楽しめるかとは思うので、☆3とした。