あらすじ
死を待つだけだったおばあちゃんの快進撃がもふもふの命を救う!?
インディーズ出版社発の世界的ベストセラー! 8ヵ国が版権取得
米Amazonで★4.5/3000件超の大好評(※2025年11月現在)
老女とネズミのハートフルな…と思いきや、ジェットコースター展開の奇跡の物語
【あらすじ】
夫と息子を亡くし、長い海外生活から故郷の英国に戻ってきた孤独なヘレン。望みはさっさとこの世を去ることだけ。しかし、ある冬の朝、1匹のもふもふのネズミと出会い、人生が変わる。それもたった2週間で。老女とネズミのハートフルな物語……と思いきや、83歳のおひとり様ヒロインが小さな命を救おうと奮闘する、胸スカ&ジェットコースター展開の奇跡の物語! 勇気をあなたにも。
【絶賛の声】
「小さな文学的奇跡。痛々しく美しい……」――ワシントン・ポスト
「魅惑的……。新鮮で面白い。」――パブリッシャーズ・ウィークリー
Sipsworth by Simon Van Booy
《担当編集の感想》
原書の紹介文に「ハートフルストーリー」とあったので、刺激的な作品が好みな私にはものたりなさそう、と思っていたのですが、実際に読んでみると、ゆるやかだと感じられたのは前半部分のみで、後半からすごい展開で、想像していたのと全く違う物語でした。ともかくおばあちゃんが大活躍するので、読んでいてスカっとします。高齢女性が人生をやり直すストーリーなのです。読後感がすばらしいので、米Amazonで高評価なのにも納得。これはぜひともお年寄りにもお若い人にも読んでいただき、年を重ねることに勇気や希望を持っていただきたい、と願い企画しました。誰かが誰かを大切にしたいと思う気持ちは貴いです。それを思い出させてくれる作品でした。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
素晴らしい1冊だった。
愛する夫と息子に先立たれ心を閉ざした老女が、小さな命と触れ合ったことをきっかけにまるで雪が溶けていくようにもう一度世界に踏み出して行く姿に涙が溢れた。かつて多くの命を救った彼女がいま多くの人と小さなネズミに救われる。
ラストシーンまで優しさに満ち溢れていた。
Posted by ブクログ
昨日と変わらない明日のはずなのに、希望が見えずに前向きになれない明日がまたくるはずだったのに、たった一つの小さなきっかけで、全く違う明日になるんだなって元気をもらう事ができた物語だった。
前向きになるきっかけって、ほんと些細なことなのかもしれない。前向きになる事でキレも取り戻した主人公のおばあさんが可愛かった。登場人物みんな愛すべきキャラクターで、心がほっこりした作品でした。
Posted by ブクログ
死を待つだけだった孤独なおばあちゃんが、たまたまネズミを拾い、最初は乗り気じゃなかったけれど……という、犬や猫でこれまで描かれてきた物語のネズミバージョン。でもありきたりではなくて、詩的な文章と主人公の周りの温かい人々が良かった。なによりねずみが可愛くてほっこり。
Posted by ブクログ
語り口や表現が少し複雑で、前半はなかなか情景を思い描けず、正直読むのに少し苦戦した。
けれど、残り3割ほどのところから一気に視界がひらけて、そこからラストまでは止まらずに読み切ってしまった。
全体の空気感は、どこか映画 オットーという男 を思わせるところがある。
なかでも心に残ったのが、
「最後まで残されたことの唯一の救いは、誰よりも愛した人たちが、その人たちがいないせいで自分がいま味わっている苦しみを経験することはないとわかっていることよ」
というヘレンの台詞。
大人になってから、誰よりも長生きしたいと思うようになった私にとって、この呟きは驚くほど腑に落ちた。
残される痛みを引き受けることもまた、愛のかたちなのかもしれないと思わされた。
Posted by ブクログ
生き続けて、人生の終盤を迎えるとき、一番つらいのは、大切な思い出はすべて過ぎ去ったものでもう二度と戻らないということを痛感すること・・・というのはわかりすぎるくらい、わかる。
その一方で、誰かのために、自分がやるべきことが残ってさえいれば、最期まで生きる意味を見失わなくてすむかもしれない。
そんなことを、ストーリーに落とし込んだ小説だ。
Posted by ブクログ
最初はほのぼのしたお話かと思いきや、途中からの早い展開に一気に読み進めました。
主人公が全てを諦めていたのにネズミと出会って生きる意味をみつけて、自分が関わった人達のお陰で物事が上手く進んで…
人生って何が何処に結びつくか分からない楽しさってあるよね、とほっこりした気持ちになりました。
主人公がネズミを家族と呼んだ所が好きです。
Posted by ブクログ
「ジェットコースター展開&胸スカ」ということで、スリルとかハラハラがあって、ざまぁ的なスカッと(もしくはおばあちゃんの一発逆転!的なスカッと)があるのかな?と思っていたのですが、それとはちょっと違ったかもしれません。
どちらかというと、物語は切なさを含みながら淡々と進んで(これがジェットコースターののぼりか?)、後半には、周りの人を巻き込みながら少し勢いを増し(ジェットコースターの下り?)、無事ゴール!……みたいな感じ……?
胸スカは……おばあちゃんの正体というか、過去が判明したあたりだったのかな……?「おおっ!おばあちゃん、すごっ!」と。
想像していたジェットコースター展開&胸スカではなかったものの、最後には、おばあちゃんのこれからの生活や人生がまだ楽しくなりそうだと思えるような作品でした。
あと、ネズミのもふもふ要素はそこまで感じなかったかも。「もふもふ」というと萌えるイメージなのですが、萌えはしなかったので……