あらすじ
アドボカシーという概念を、ここまですんなり理解できる本は初めてだ。
「寄り添う」という言葉を、子ども主権のあらゆる支援現場に取り戻してくれる一冊。
──荻上チキ氏(評論家)推薦!
深刻化する児童虐待を受けて、子どもの権利保障の重要性が指摘されるが、どうすればそのような社会が実現するか未だ見通せない――。
本書はアドボケイト、当事者参画という視点を軸に、子どもの「声」の回復と支援に求められるエッセンスを平易な言葉で伝える。
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Posted by ブクログ
子どもアドボカシーのことを最近知らなければいけない、知りたいと思っているところで、この本を読んでみた。
入門書というよりはアドバンスという感じでもあり、まだまだ広まっていない概念のもとで試行錯誤しているモヤモヤが臆せず書かれているようでもあり、構築期の熱さや慎重に先行きを方向づけようとしているような思いが感じられる。アドボケイトは独立した存在であるべきといったこと(それを表現するために先進する英国発祥の「アドボカシー・ジグソー」の図を改変したそうで、その趣旨も納得(p.77))、子どものためによかれと思っても先回りせず子どもの思いに沿うことなど、厳しさとともに活動する必要があるんだな。同じ文脈で「最善の利益」とは、誰にとってなのか、いつの最善なのか、どのように最善なのかといったことまで考慮するのもつくづく大きな命題だと感じた。
Posted by ブクログ
セルフアドボカシーや子どもの権利について学ぼうと思って手に取る。アドボカシーを「声」ということばを用いて、すっきり学ばせてくれる本。そして、本のタイトルにもある通り、さらにモヤモヤに輪郭をつけてくれる作用もある。保護的な子ども観を持っている自分に気づかせてくれる。
Posted by ブクログ
アドボカシー
ー「声」を出せない人のために,
当事者とともに「主張する」こと。
子どもたちの「声」を大切にするとは...
宮地尚子さんの「環状島モデル」から考える。
イラストがめっちゃ分かりやすかった...
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