あらすじ
音大生の結衣がスープ屋でアルバイトを始めて3カ月。店長の晴也は無愛想だが、美味しいスープでお客さんの心を癒している。ある日、お店にバイオリンコンサートのチラシが置かれていた。結衣は、バイオリニストの女性と晴也の関係が気になるが・・・!? 色の見え方に特性のある息子と母親、子育てを終えた主婦と会社員など、それぞれの視点で描く8つの心ほどける物語。美味しいは、希望だ。「まにまに」のスープにはたくさんの野菜と、思いやりが詰まっている。これは、今日の自分を前より少し好きになれる心をほぐす一杯のスープ(小さな奇跡)の物語。シリーズ第二弾!
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Posted by ブクログ
まにまにに集う人間が交差し合う短編集の第二弾。
ところどころ頭に入れておきたいフレーズがあったはずなのに思い出せない。
ただ読み返したい、手元に置いておきたいと思える本だった。考え方、捉え方一つ変えるだけでマイナスな考えをプラスに変換できることを気付かせてくれるまさにスープのようにあったかくて優しい気持ちになる本です。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目から読んでしまった。
それでも充分に読むことができました。
色んな美味しそうなスープが出てきます。
そのスープたちにヒントや元気をもらい、登場人物たちがそれぞれの歩みを進めます。
とても優しい物語でした。
8つの短編作品が収められているのですが、登場人物が連鎖しているので、ひとつひとつが区切られた感じがなくて読みやすく良かったです。
せっかくなので、シリーズ1作目も読んでみようと思っています。
Posted by ブクログ
一つのエピソードに対して二つの視点から描かれるのは前作と同じ。
後日談になっていることもあるので、必ずしも全く同じ時間軸を辿る話ではないけれども。
また今回は、前のエピソードの件が、後から全く別のエピソードから明かされることもあって、いやあ世間は狭いと思った。
それでいて、どうしても先に出てきた視点の人物の方に感情移入、もしくは肩入れしてしまうので、後から出てきた人の肩を持ちにくいというのは、前作と同じ印象。
これは、自分の読み方の問題であって、作風の問題ではない。
でもなあ、特に男性陣は、しっかりしてくれよと思うことが多くて。
努力を全くしない人。
諦めた人。
そんな人が多かったから余計に。
今回も登場するスープはどれも美味しそう。
スープジュレはさておき、意外に定番が多かった印象。
ゆえに想像もつきやすく、読んでいて大変お腹が空くという。
参りますなあ。
内容がまあまあセンシティブなのも、前作から一緒かなあ。
色弱のこと、身内の訃報、自身の病など。
読んでいて、考えさせれることが多かった。
果たして同じ状況に陥った時、自分は、このスープを飲んだだけで、天啓を得られるだろうか。
一歩踏み出すことができるだろうか。
自信が持てないのである。
この物語のように、きっちり解決しなかったとしても、一歩踏み出す勇気が持てますように。
自分から状況を打開できるように動き出せることを願わずにはいられない。