【感想・ネタバレ】皇宮軍人の花嫁女官のレビュー

あらすじ

触れた相手を安らぎに導く不思議な手を持つ撫子は、どんな子どもも眠らせるという評判から子守りとして男爵家に勤めていた。けれど孤独な身の上で、幼い頃から愛されることを知らなかった。
ある時、勤め先の主人に迫られていたところを皇宮軍人・朝霧優雅に助けられる。撫子の力を知ることとなった優雅に、「厳しい教育で心を患ってしまった帝の御子――幼い東宮さまの心を癒やしてほしい」と頼まれ、撫子は彼と契約婚を交わして女官として宮廷に上がることに。
新参者への風当たりは強いものだったが、宮中の文化に戸惑いながらも、ひたむきに仕事に励む撫子。その行動が、閉鎖的だった東宮御所にやがて新風をもたらしていく。
当初は東宮のための任務と割り切り、「妻としての役割は求めない」と言っていた優雅も、徐々に撫子に惹かれていって――。
愛を知らない少女と不器用な軍人の、帝都宮廷ロマンス!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

主役二人の不器用な恋物語よりも窮屈な生活に押し込められていた東宮が年相応の無邪気さを取り戻す物語として読んだ気がする。
「大事なのは大人(周り)の意見ではなく、東宮の意志」(要約)と主役二人が貫き通していたから余計に。
東宮をそこまで追い込んだ人も本当は東宮を思っていた部分もあったと、悪役にも同情するべき点があって憎みきれなかったのも後味が悪くならずによかった。
寧ろ女性だらけの皇宮の派閥やらいじめやらの方がいらいらしたかも。
いつの世も、どんな世界でも、女性たちのいじめは陰湿ですなあ……

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2025年11月26日

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