【感想・ネタバレ】若者帝国 好きな人たちと、好きなことに熱狂して働くのレビュー

あらすじ

従業員の平均年齢が25歳(2025年9月時点)という、まさに「Z世代」ど真ん中のアパレル企業・株式会社yutoriが、混沌とする令和の世に打って出る勝算はどこにあるのか。

彼ら彼女らはどこから来て、少子高齢化待ったなしのこの国で、どのような地平へと向かおうとしているのか――。

アパレルは淘汰が激しい業界のひとつといわれ、多くは中小企業であり軒並み苦戦を強いられているのが実情だ。そのような状況下で業界に新風を巻き起こしている株式会社yutoriは、InstagramやTikTokを中心に、複数のアカウントを使い分けるSNSマーケティングによって認知度とEC売上を拡大し続けてきた。

令和ならではの売り方やマーケティングセンス、卓越したブランディング力は、それ以前の世代には、固定観念から発想できない手法であると同時に、独自の企業戦略が大きな注目を集めている。

しかし、本書はそれらの手法を単に綴ったビジネス書である前に、ひとりの「若者」(著者・片石貴展。通称「ゆとりくん」)の読み手の胸を熱くする、パッションの物語である。

同氏がいま現在進行系で築いている「若者帝国」の全貌とその魅力に迫ることで、片石氏と同世代だけでなく全世代の人間が、みずからの可能性を感じられる「勇気の書」となった。

<CONTENTS>
INTRODUCTION ブルージーに生きろ
PROLOGUE ハグレモノをツワモノに
CHAPTER1 いましかできない「好きなこと」
CHAPTER2 上場前夜
CHAPTER3 yutoriというビジネス
CHAPTER4 信じることが真実だ
EPILOGUE 好きなことを、ただ好きという

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

yutoriの創業の歴史とともに、yutoriくんの考え方を浴びせられた。一般の会社員としては、すぐには参考にできない、yutoriくんの才能を感じたけれど、人生の歩み方や世の中の新しい視点を得ることができた。
努力の方向性を見誤らずに自分の可能性を信じたい。

0
2025年11月18日

「ノンフィクション」ランキング