あらすじ
幼い時に父母を戦争で失い、教会での貧しい暮らしと、ある理由から金貨の信奉者となっていた灰色猫の獣人・サフィロは、司教の紹介で「幽霊伯」として恐れられていた辺境伯アルマ・イルシオンの最悪な噂に満ち溢れた城に使用人として奉公することになった。白い仮面で素顔を隠している主人の心中を図りかねながらも人一倍働き者のサフィロは城での生活にもすぐに馴染んでいったが、ある日怪我を負った黒虎獣人を介抱したところ、その正体がアルマであることに気づいてしまう。公子として産まれたことで本当の姿を隠して生きねばならなくなった彼の境遇を不憫に思ったアルマは、懸命に彼を看病し、アルマもまたサフィロに心を許すようになる。しかしアルマの怪我も大分よくなってきたころ、サフィロに発情の発作が起きてしまい――!?
【電子特別版】貴津先生の書き下ろしショートストーリー「公子対談」を電子版だけに特別収録!
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Posted by ブクログ
獣人オメガバース。
孤児でオメガで灰猫獣人のサフィロが金貨を集めることに人生をかけているのがまさに「守銭奴」(笑)
賃金の多さを目的に奉公を決めた先で出会ったアルファのアルマ。
アルマが実は黒虎獣人でありそれを隠して生きていて、と関わるうちに知り次第に惹かれていくサフィロがとても可愛かったです。
アルマはサフィロを避け、そんな中アルマの一番上の兄にサフィロが求婚されetcと怒涛の展開がありハラハラでした。
アルマを憎む2番目の兄の生い立ちも同情はするけれど許されるものではないと思いました。
サフィロの魔術に金貨が必要な事もサフィロが金貨を集める理由の一つでもあるのがここで分かって納得です。
事情は違えど孤独に生きてきた2人がこれからは2人寄り添い幸せになっていけるのが良かったです。
特典ペーパーではそんな2人がお互いを想う気持ちが溢れていて最高でした。