あらすじ
末期腎不全の発症で、当初は人工透析を受けつつ、遺された余生を生ききるつもりだった著者はなぜ、生体移植を受けるに至ったのか? 生体移植の実態を石田英樹教授と語り尽くす。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
腎臓移植について、知らなかったことがいっぱいあることがよく分かった。それに携わる医師たちの激務もよく分かった。佐藤さん、頑張って国に掛け合ってほしい。
Posted by ブクログ
多分、腎臓の悪い方か移植手術を行った方(またはその家族)以外には、本当の意味で刺さらない内容の本。自身が9年前に生体肝移植のレシピエントで実兄がドナーだった経験からすべてにおいて深い納得感を覚えた。移植手術の実態や色々な立場からの問題点、移植コーディネーターの役割、患者としての心構えである患者学のススメ等、多岐にわたる示唆と提言には感動する。腎臓と肝臓という部位は違うといえ、与えられた命を疎かにはできない気持ちで毎日を過ごさねばならないと改めて実感した。グラセプタとセルセプトを一生涯服用する仲間として、佐藤氏の作品を拝読しつつ応援したい。