あらすじ
「お願い。私が間違っているのなら、今ここで宮嶺が止めて。」
僕の恋人、寄河景──誰もが憧れる完璧なカリスマ少女。
だが彼女は、自ら手を下さず150人以上を自殺に追い込む自殺教唆ゲーム、『青い蝶』の主催者だった。
唯一その秘密を知る幼馴染みの僕は、小学生の頃に“ヒーローになる”と誓った約束に導かれ、彼女を守ろうと決意する。
僕は何度も想像した。
もし彼女の才能が正しい方向に使われていたら──と。
しかし、景の闇は深く、その背後にはふたりの過去と因果が絡み合っていた。
モラルと愛情の間で揺れる心が、やがて誰も予想できない結末を引き寄せていく──。
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Posted by ブクログ
身近な人々を巻き込み、急速に広がっていく自殺教唆ゲーム『青い蝶』。
人を惹きつける不思議な魅力を持つ女子高生・寄河景は、その主催者として、多くの人間をふるいにかけ、「生きる価値のある人間」を選別していた。
全てを知ったうえで、彼女の幼馴染である僕は誓った。
「正義のヒーロー」ではなく、「景だけのヒーロー」でいることを。
やがて、かつて僕を虐めていた根津原の自死の真相を知る。
それは、暗闇の中でも信じ続けてきた景の信念に、大きな疑問を抱かせるものだった。
彼女は、最初から化け物だったのか。それとも、僕への虐めが彼女を変えてしまったのか――。
究極の愛がたどり着く結末とは──!?
【斜線堂有紀 直筆メッセージ収録!】
幼馴染の彼女、寄河景は、幼馴染の彼氏の宮嶺望が小学校の時にいじめを受けたことを止めたかったけど、ガキ大将の根津原に流されたクラスがいじめをやめないことに絶望して「流されやすい人」を淘汰するため「ブルーモルフォ」を作った。
人を操る事が得意な寄河景は、幼馴染の宮嶺望が受けたいじめをきっかけに、クラスメイトを操って根津原を殺した時の味が忘れられず「ブルーモルフォ」を作った。
どちらも、動機なのだろう。
「ブルーモルフォ」による集団自殺のきっかけが自分のいじめ被害になることで、罪悪感を抱いた宮嶺は寄河の罪を庇うが、それすら寄河の計画通りなら?
宮嶺望の取り調べで、刑事が差し出した自分の名前が書かれた消しゴム、幼い恋心ゆえか宮嶺に罪悪感を与えて操るためか、答えは闇の中。
最後のカットは、寄河景の恋心故と思いたい。