【感想・ネタバレ】平安後宮の鬼食い姫 黒弾正と内裏の鬼のレビュー

あらすじ

平安時代、貧乏貴族の娘である明乃(あけの)は、ある日突然、父から「鬼になってくれ」と頼まれる。
鬼とは、宮中で高貴な人々の食事を前もって毒見するお役目である〈鬼食い〉のこと。
父の懇願と、美味しいものが食べられるという誘惑につられ承諾した明乃は、女房として内裏に出仕することに。
そして明乃には、幼い頃にお日さまの実――橘の実をくれた光の君こと晴久(はるひさ)親王に再会し、お礼を伝えたいという密かな願いがあった。

だがいざやってきた宮中では不穏な事件が続発しており、文武に秀で、怜悧だが厳格な黒ずくめの青年・黒弾正こと源蘇芳(みなもとのすおう)が内裏の「鬼」の正体を追っていた。
明乃は、貧しいがゆえに逆に研ぎ澄まされた味覚と食の知識を活かし、彼と共に事件の真相を解き明かしていくことに……!?


第10回 角川文庫キャラクター小説大賞 〈優秀賞〉&〈読者賞〉W受賞作!

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Posted by ブクログ

食事に事欠くような貧乏貴族の姫に「鬼食い」と呼ばれる宮中の毒味役になる話がくる。そして彼女は美味しいものが食べられることとある願いを叶えるために出仕しそこで「黒弾正」(=源蘇芳)と出会い…。
おっとり、ちゃっかりの父親のようにゆるい雰囲気と宮中のピリっとした雰囲気のメリハリがとても良かった。
そして主役の二人がグイグイと物語を引っ張っていってとても面白かった。この二人の活躍をもっと読みたいです。

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

明乃の父親かなり酷いんですけど…でも明乃は気にしてないみたいで、前向きな明乃らしいのかな?
蘇芳も不器用だけど優しいところもあって良かったと思う。

0
2025年11月01日

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