あらすじ
不死魔獣との苛烈な戦場で、聖剣を手にし、聖騎士として覚醒したエリオット。王国の英雄となって帰還した彼が妻フローラに突きつけたのは――離縁状だった。
「戦場でそばに寄り添い、支え続けてくれた聖女を愛してしまった」
そう告げる夫の言葉に、フローラはただ静かに離縁を受け入れる。安全な王都でただ祈ることしかできなかった自分には、彼の隣に立つ資格などなかったのかもしれないと思って。そうして彼女は王都を去ったのだった。
だが、その日を境にエリオットの聖剣は陰りを見せ始めて――。
一方、すべてを失ったフローラは、旅の中で一風変わった人々と出会い、自分の居場所を見つけ始める。やがて彼女の祈りは、女神の加護をいただく祝福となり、仲間を護る奇跡となってゆく。
感情タグBEST3
面白かったです
最初はドアマットヒロインなのかと思いましたが、夫の裏切りを受けて戸惑いながらも早々に行動できる強さを持った女性でした。
祈りがどうしてアンデッドに効果があるのか、きちんと説明がされていたのが新鮮でした。
聖騎士の聖剣喪失の理由はともかく、聖女の力喪失はなぜ起きたのでしょう。
黒幕の思いも見えたところでの終幕、次巻が楽しみです。
匿名
漫画から
漫画が数話出ていて読んでいたら続きが気になって即購入。そして読み始めたらハマるハマる笑
えっ、一生懸命祈ってたのに連れて帰って来たのは何処の馬の骨かも分からん女で?俺は選ばれた?はっ?アホか?ってなりながらも読みました。私はフローラちゃんみたいに、優しくはないのでフローラちゃんを傷つけた2人が落ちぶれるのを早く読みたいって思ってしまった。でも、内容は本当に良い話。あの2人が関わってなければ本当に心が温まる話です。
コミカライズから
コミカライズを読み始めて続きが気になってノベルを買いました。2巻はなかなか壮大なストーリーになってきます。聖剣、聖女とはなにかが他の作品とは違う視点で描かれていて面白かったです。ヒロインとヒーロー、素敵です。つらいことがあっても善い行いは自然と善い人が集まってくる力になるというお話です。
Posted by ブクログ
フローラ側とエリオット側の対比が面白い。
無私と私利私欲
アンデッド討伐で厳しい状況なのに、ドルフとバーバラ
のおかげで楽しそうで、皆が皆のために一丸となってい
て希望に溢れてる。
でもエリオットの方は、皆、自分のことばかり。
エリオットは愚かだなぁ。他の騎士たちも気づき始めて
るのに、いまだにエミリーの加護を疑うことさえない。
聖剣の器になった剣が、無私の気持ちでしか作り得なかっ
た剣だと知ったというのに。
フローラに贈られた剣だというのに。
アグレアスにとって、表面上だけでもエリオットが聖騎士
で、エミリーが聖女であればいいんだね。
ただ、本物の聖女のような存在は、囲い込めればいいが、
そうじゃなければ邪魔な存在だと。
アンデットを使ってクーデター?
でもあの聡い王太子と婚約者がいる。バカにしていると
足元を掬われる。
広告でコミカライズを見かけて探したところ
原作の小説の口コミが良かったので購入しましたが
面白すぎて一気に読んでしまいました。
それぞれの視点で展開していきますが
切り替えが自然で読みやすく、
想像や読みは「やっぱりね!」と「そうだったのか!」
が半々で期待通りと意外性が程よく感じられました。
フローラとギルバートの恋模様も気になるし、
国の今後や魔術など楽しみな事が多いので
2巻もすぐ読んでしまいそうです。