あらすじ
脳と腸は互いに影響し合っており、これを「脳腸相関」と呼ぶ。脳と腸をつなぐ経路には「神経系」「内分泌(ホルモン)系」「免疫系」があり、近年では「腸内細菌叢(腸内フローラ)」が深く関わることもわかってきた。これにより、胃腸のストレス関連不調に「認知行動療法」という新たな心理療法の道が開かれつつある。その研究者である消化器病専門医が、脳腸のしくみや過敏性腸症候群、糖尿病、肥満症、アレルギー、さらにはうつ病やアルツハイマー病との関係などについて最新の知見を示しながら、日常に役立つセルフケア法をわかりやすく伝える。
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Posted by ブクログ
脳が腸に働きかけるのはわかるけど、腸が脳に働きかけるというのはおどろきだった。
腸は独自の情報システムを持ち、脳からの指令がなくても自律的に動いてるという点もおどろきだった。
Posted by ブクログ
脳と腸が相関関係を持っていることを様々な事例で説明している本だが、かなりの数の医学用語が頻出するのにも関わらず、意外にすっきり読めた.ホルモン、特に副腎皮質刺激ホルモンが鍵のような気がした.機能性消化管疾患の治療について、これまでの病気とはかなり異なることを認識できた.アルツハイマー病についての考察も面白かった.膨大な知識を新書版に凝縮できたのは、素晴らしいと感じた.
Posted by ブクログ
セロトニンの意外な真実
「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニン。
その多くは腸で作られるらしいけれど、実は増えすぎるとイライラや不安などの自律神経の乱れにつながることもあると知って、ちょっと衝撃を受けた。
今まで「多ければ多いほど良い」と思っていた私は完全に意表を突かれた気分。
でも、腸内環境を整えること自体はやっぱり大事で、そこは引き続き意識していきたい。
ちなみに、乳酸菌はほとんど腸まで届かないという話もあって、これまた驚き。
そして極めつけは 便移植。名前のインパクトがすごいけれど、ヤクルトの菌も元は誰かの腸内細菌を増やしたものらしく、そう考えると意外とアリなのかもしれない…。
腸って奥が深い。読めば読むほど面白い。