【感想・ネタバレ】100円のコーヒーが1000円で売れる理由、説明できますか?のレビュー

あらすじ

「自分にとって『都合のいい意見』だけを信じたくなる」
「空いているお店より行列ができているお店に入りたい」
「自分の好みより『口コミが良い商品』を買いたくなる」

こんな行動や選択をしてしまうことは、ないでしょうか。
これらにはすべて、行動経済学が関わっています。

自分の意見と異なるものを無視したり軽視したりする「確証バイアス」。
行列ができている、人気のあるものに惹かれる「バンドワゴン効果」。
口コミを信用したくなる「ウィンザー効果」。

商品やサービスを売る企業側は、
私たち消費者にお金を使ってもらうために、
行動経済学の理論をフル活用しています。

巧みな販売戦略や広告に踊らされてしまうと、
自分の意思で行動したつもりが、
「無意識に誘導された選択」をしてしまうのです。

本書では、日常の買い物行動を例に、
「なぜその選択をしてしまうのか?」を
行動経済学の視点で解き明かしていきます。

自分の選択や行動の理由を知ることは、
より良い意思決定をしていくことにつながります。

思考のクセを知り、
さまざまな仕掛けを見抜き、
「納得できる選択」をする力を身につける。

その積み重ねは、
あなたの暮らしや人生を豊かにしていくはずです。

※本書は2021年9月に株式会社秀和システムより刊行された『9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」』を改題し、修正したものです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

背景は本当に単純で、書店をふらっと回っているときにタイトルが目に飛び込んできたから。まさに「気になる題名」に引き寄せられて購入しました。そして読んでみて実感しました。**タイトルって大事だ!**と気づいた瞬間でもありました。

本書は、行動心理学をベースに、私たちの「なんとなくの判断」がどれだけ影響を受けているかを、具体例とともに解説してくれます。行動心理学の本をきちんと読むのは初めてでしたが、実体験と結びつく話が多く、終始共感させられました。。

特に印象に残ったのは次の4点。
① 便利さが判断力を狂わせる
サブスクや「無料」という言葉に惹かれ、そのまま放置しているものが思い浮かびました。便利さに甘えて思考停止していないか。固定費の見直しを習慣化しようと素直に思いました。また、口コミやSNSなど情報が溢れる時代だからこそ、「それは本当に正しい情報か?」と一歩立ち止まる姿勢が必要だと感じました。

② 損したくない気持ちが損を生み出す
人は得よりも損に敏感。この指摘は直感的にも強く納得できました。だからこそ、「もういらない」と判断したら未練なく手放すことが大事。損失回避に縛られず、合理的に切り替える力を持ちたいと思いました。

③ 選んでいるつもりが、実は選ばされている
ポイ活やキャンペーンなども、仕組みを理解せずに乗るのは危険。選択の前に「目的は?」「優先順位は?」と自分に問いかけることの重要性を再認識しました。

④ 大きな選択ほど合理的には決められない
保険やローンなど人生に関わる意思決定ほど、感情や思い込みが入りやすい。だからこそ、ファイナンシャルプランナーの知識など、判断軸となる基礎知識を身につけていきたいと感じました。

読み終えて思ったのは、「自分は冷静に判断している」という思い込みこそ危ういということです。
日常の小さな選択から、大きな意思決定まで、一度立ち止まって考える習慣を持ちたいと思える一冊でした。

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2026年03月05日

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