【感想・ネタバレ】【文庫版イラスト&書き下ろし付き】問題児王子とお目付け役が幸せになるまでのレビュー

あらすじ

すぐにかんしゃくを起こし行儀作法も知らない問題児――ルヴァンヌ王国第三王子で五歳のリュカ。持て余した国王は友好国での一年間の遊学を命じ、リュカは従者に選ばれたいとこの青年レネとともに、《太陽と海の国》ベルーサの王宮で世話になることに。世話係の第二王子アレッサンドロは野性的な美を放つ、王族らしくない破天荒な、だが気遣いもできる男。リュカが周囲と馴染めるよう心砕くレネを、傍でしっかり支えてくれて……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

リュカが何故これほどまでに癇癪を起こし我儘なのか。
それを許しひたすら尽くすレネ。
読み始めはリュカの言動、レネの対応にイライラしてしまいましたがその理由がリュカの両親、王と王妃のリュカへの無関心が原因と分かり悲しかったです。
そしてレネ自身がかつてのリュカで、と何とかリュカを自分のようにはなって欲しくないと献身的に尽くす姿には切なくて。
そんなリュカ、レネに対して心から暖かく受け入れてくれたアレッサンドロと王、王妃、兄家族がいてくれた事に救われたと思います。
特にアレッサンドロはリュカはもちろんだけれどレネに惹かれてレネを好きになりレネの寂しさを理解し受け入れてくれたのが良かったです。
リュカが国に帰りたくないと言い、それを前向きに捉え養子として迎え入れると決めたアレッサンドロ。
そしてレネを伴侶として、とアレッサンドロカッコよかったです。
特に大きな事件とかが起きる訳ではなく、リュカの成長、ある意味レネの成長と心温まるBLでした。

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2025年10月26日

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