あらすじ
「今の自分は本当の自分か」と、誰でも時には考える。禅の教科書「十牛図」をガイドブックとし、仏教、原子物理学、生物学などを折りまぜながら、「わたしとは何か」を考える。
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Posted by ブクログ
《本当の自分》を見付ける手がかりに「十牛図」を用いましょうという内容です。
「実用書」にカテゴライズしたけれど、良かったかしら。
「十牛図」とは禅(特に臨済宗)の教科書のようなものです。
《本当の自分》を探す様を、牛を追い求める若者の姿に例えています。
仏教の話だけでなく、物理学や生物学の話も出てきて面白かったです。
ちなみに、この本を借りた動機は、『こんなツレでゴメンナサイ。』という本で、
ツレさんが十牛図の本が役に立ったと書いておられて興味を持ったからです。
【心に残った言葉】
・空(くう)。
・諦観。
・ほどほどの距離を保つ。
・この世界はテレビの空きチャンネルみたいなもの。
何も映っていない訳でもないが、何か映っている訳でもない。
・苦行に心が囚われてしまう。