【感想・ネタバレ】荒くれ竜が言うことを聞かない【電子特別版】のレビュー

あらすじ

飛竜のリアンと海竜のヴァルハルトは、共に王国を守護する空軍と海軍の双翼として名を馳せる誇り高い竜の一族である。だが、真面目なリアンと奔放なヴァルハルトの相性は最悪で、会えば殴り合いに発展するほど険悪であった。しかし、飛竜の力が弱まる新月の夜に、リアンは弾みでヴァルハルトと一夜を共にしてしまう。以来、リアンに対するヴァルハルトの様子がおかしい。不幸な事故と割り切ろうとするリアンだったが、合同演習で海軍の軍艦に訪れた際、思いがけず真摯に仕事をこなすヴァルハルトに、徐々に気持ちに変化が生じ…?

【電子特別版】遠間千早先生の書き下ろしショートストーリー「とある彫刻家の呟き」を電子版だけに特別収録!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

気持ちいいケンカップル!

飛竜のリアンと海竜のヴァルハルト。
お互い力は認めていても反りが合わないのにリアンが陰の日のために弱りそこで助けた(弱さに漬け込んだとも?(笑)) ヴァルハルトと一夜を過ごしてから関係が一変してしまいそこからヴァルハルトのリアンへの一途さが凄かったです。
それに対してリアンが戸惑いながらもヴァルハルトへの見方も変わってきて、その中でリアンの祖父と伯父の裏切りに苦しみ傷付きヴァルハルトを自分にとって失ってはならない存在だと気付けヴァルハルトからの「番に」に答えられたのは良かったです。
けれどまだこの時点でリアンが「好き」なのかが分からないと言うのがリアンらしかった。

2編目では祖父と内通していた人物を濯うのに関係してヴァルハルトと意思疎通が出来ず苛立ち自分で、と行動を起こしなってハラハラでしたがヴァルハルトが現れてホッとしました。
様々な事が片付きようやく2人きりになりそこでヴァルハルトへリアンが「好き」だと伝えられた時は拍手しました。

お互いにハッキリと言い合えるケンカップル、最高でした。


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2025年10月23日

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