【感想・ネタバレ】自己成長の心理学 人間性/トランスパーソナル心理学入門のレビュー

あらすじ

マズロー、ロジャーズ、ジェリンドン、フランクルなど、著名な心理学者の思想を学び、人生に活かすための一冊。心理学者でカウンセラーでもある著者が贈る、よりよく生きるための心理学入門。

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Posted by ブクログ

自己成長の心理学 人間性/トランスパーソナル心理学入門
一般文庫版
著:諸富 祥彦
出版社:KADOKAWA
角川ソフィア文庫 G 121 2

自己成長に焦点を合わせた心理学、人間性心理学というのがある

どうも、いろんな角度から、人間という対象をとらえるという心理学を見て
出てきた言葉は、「群盲」でした

人間というえたいのしれないものを対象とする心理学、本書はその一面を語っています。

気になったのは以下です

■心理学の4つのアプローチ
 ①精神的動論
 ②認知的行動論
 ③システム論
 ④自己成長論

・現代人の自己喪失と、自分探しの時代

・人間心理学とは、自分らしく生きるための心理学、心理学第三勢力と称する

・心理学第一勢力:行動主義心理学、科学的心理学、実証主義的心理学
 行動療法、行動カウンセリング、認知行動療法、論理療法

・心理学第二勢力:フロイトの精神分析から生まれたグループ、夢、無意識など深層心理学
 力動心理学など

・心理学第三勢力:人間性心理学、自分らしく生きるための心理学、自己実現した人間
 マズロー、ゲシュタルト療法

・心理学第四勢力:トランスパーソナル心理学、人間心理学を超える心理学
 スピリチュアル・イマージェンス(精神性の実現)

■自己実現した人間の特徴
 ①孤独やプライバシーを好み、欠乏や不運に対して超然としている
 ②文化や環境からの自律性
 ③人生をいつも新鮮かつ無邪気に楽しめる
 ④神秘体験、至高体験をしている
 ⑤人類全体への共感や同情
 ⑥深い人間関係
 ⑦民主的性格
 ⑧手段と目的の区別
 ⑨悪意のないユーモアのセンス
 ⑩創造性
 ⑪確固とした価値体系
 ⑫自己中心的ではない、問題中心的である
 ⑬自己や他者や自然に対する受容的態度

■マズローの要求の階層説

 ①自己超越の欲求
 ②自己実現の欲求
 ここまでを高次動機(存在欲求)という
 高次動機には、
  至高者
  非至高者 がいる

 ③自己承認の欲求
 ④他者による承認の欲求
 ⑤所属の欲求
 ⑥安全の欲求
 ⑦生理的欲求
 ここまでを低次動機(欠乏欲求)という

■人生の分岐点
 ①自立:家族からの自立
 ②中年期の危機:自分の弱さ
 ③最後の課題:スピリチュアリティの獲得、本当の自分になる

・人は他者との関係の中ではじめて自分自身になる
・人は他者との関係野中で、一人になる

・人間の成長にとって、孤独は必要である
・自己回復には、孤独が必要である

■充実した孤独を手にするための条件
 ①分かり合えない人とは分かり合えないままでいい、と認める勇気をもつ
 ②人間関係について抱いているゆがんだ思いやりやこだわけに気づけ
 ③自分の人生で、誰が本当に大切な人か、意識して生きよ
 ④自分はいずれ死ぬ、という厳然たる事実をしっかりと見つめよ
 ⑤自分だけの、たった一つの人生という作品を描く構想力を持て

・自分に語りかける、のではなく、自分の内側が語りかけてくる、のを待つ

・中年期の危機:児童心理学、青年心理学はあっても、中年心理学というのはない

・ニーチェ:世界には何の目的も終わりもない

・夜と霧:ナチスの収容所で、フランクルを待っているものは、家族であり、仕事であった

・どんな時も、人生には意味がある
 なすべきこと、満たすべき意味が与えられている

■3つの価値
 ①創造価値:仕事において実現される価値
 ②体験価値:人や自然のつながりで実現される価値
 ③態度価値:運命への態度において実現される価値

■トランスパーソナル心理学の体験
 ①不思議な体験
 ②神秘体験
 ③自然や宇宙と一体になる体験
 ④過去生の体験
 ⑤神秘的なビジョンを見る体験
 ⑥憑依
 ⑦チャンネリング
 ⑧UFOとの遭遇体験
 ⑨臨死体験
 ⑩強烈なエネルギーが体を流れる体験 等

・究極のこころの状態:いわゆる悟り

■心の3水準
 ①プレパーソナル
 ②パーソナル
 ③トランスパーソナル
 自我の確立、自己実現という
 悟りとは赤子のようになること
 幼子のようにならなくては、天国に入ることはできない
 赤子の自他未分化の意識状態と、悟りの状態、無境界の意識状態とはしばしば同一されてきた

・嫌な人間関係も気づきの機会
 人生で起こることには、すべて意味があり、必然性がある
 あのこまった人の存在も、人生の気づきのチャンス、学びの機会でありうる

■死にゆく過程の5段階
 ①否認と孤立
 ②怒り
 ③取引
 ④抑うつ
 ⑤受容

■孤独にとどまり続けると見えてくるもの
 ①あなたが耳を傾けるべき真の相手
 ②孤独を享受している者どおしのつながり
 ③あなたを越えた見えない世界からの人生の呼び声

■望みとは
私が私の人生に望むことはただ一つです
誰かと、こころの深いところでのつながりを感じながら、生きていくこと
それだけなんです

目次

はじめに
第1章 人間性心理学とは――現代人の自己喪失と「自分探し」
第2章 カール・ロジャーズ――現代カウンセリングの祖
第3章 カウンセリングとは何か――自分のこころの声を聴く
第4章 ムスターカスの孤独論――自分らしく生きるための孤独
第5章 フォーカシングとは何か――こころの声を聴く技芸
第6章 生きる意味を求めて――「心のむなしさ」の問題
第7章 フランクルの思想と生涯――どんな時も人生には意味がある
第8章 トランスパーソナル心理学とは何か――精神性の出現
第9章 ミンデルのプロセス指向心理学――気づき(アウェアネス)の技術
第10章 キューブラ・ロス――死の場所から生を見つめる
おわりに

ISBN:9784044008543
判型:文庫
ページ数:256ページ
定価:1160円(本体)
2025年09月25日初版発行

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2026年01月06日

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