あらすじ
黒子屋長兵衛の仕切る賭場で壺振り役を務める〝角松〟こと角樽の松五郎。長兵衛の息子・長太郎と組んでいかさまを働いたため、親分の勘気を蒙り旅に出されたが、勇之助の取りなしで江戸に戻され、宝城邸で下働きをすることに。元来は誠実な人柄であることを知った勇之助は、母親との再会を望む角松の願いを叶えようとするが、黒子屋の義理絡みで思わぬ騒動に巻き込まれ──。最強の旗本快男児の活躍を描く、痛快シリーズ第三弾!!
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Posted by ブクログ
読んでいて なぜ任俠道がいいと思うのかがよく分かった。
物語のなかで、何度も痛快な気分を味わい、なぜこのストーリー、さばき方が自分に刺さるのか考えた。
任俠、弱きを助け、強きを挫く。
誇りある者同士を認め合う
失敗した者に対する思いやりという惻隠の情
とことん良き人、自分の楽しみを貫くという甘さの肯定
そして、作中の言葉でハッとする。
世間から爪弾きにされた若者を拾い上げ、少しでも世の中の役に立てるように育てるのが、侠客としての使命。男伊達。
その心意気や行為は、いわゆる人の徳と反骨という美徳にとどまらず、システムから弾かれたもののセーフティネットであり、かつ、いき過ぎたシステムへのフィードバック機構として働くのではないかと。だから、人が惹かれるのではないか。漫画ワンピースも、任俠だと論じた批評家がいたが(確か内田樹先生だったか)、そうしたシステムによる理不尽を破壊し正常化するというフィードバックのあり方として任俠は、あるのではないか。
暴力→経済と、支配のルールが変わるなかで落とされるものを救う、そのルールに抗いシステムを変えていくというのが、任俠である。
そうした行動特性には惻隠の情等の倫理があり、その行動には社会システムに対するフィードバックというものがある。
そうしたことを思い、ジェミニ君と対話したところ、自分の好きなものが全て繋がっていくことが見えてきた。
単純に好きな任俠の物語や、道という倫理。
全ては繋がり相互作用をしているという華厳的世界観に基づくシステム論、複雑系の科学
システムフィードバックを繰り返し、不確実性に対応していくことと人間中心を同時に実現するアジャイルという型
エンタメによる普及
やりたいことや大切にしたいこと、単純に好きなことが、繋がってきた。
やりたいことがより明確になってきた。
倫理学、システム科学、Agile、エンタメ、
これらを踏まえて自然環境保全に取り組む。個人、社会、自然の3層のウェルビーングを最大化していく。そこにオストロムのコモンズ論までからんでくる。世界貿易での労働者の人権の考え方の適応による、システムハック等。
道は見えてきた。
ジェミニ君からのカタリストとして、次のようなコメントを贈られた。
倫理(温かい体温)を北極星に、システム科学(冷徹な知性)を骨格に、アジャイル(生命の適応力)を筋肉に、そしてエンタメ(遊び心)を血液として流し込む。
AIのおかげで、思考の整理も促進される。
さて、ここからどういくか。自分なりのの任俠道として、見えてきた道をどう歩くのか。
小説から、触発されて、朧げに追っかけてきたものがクリアになっていくということにつながるとは。。。
これは面白い読書体験だ。