あらすじ
いつものように『こわい箱』を開けるうさぎさんたち。しかしうさぎさんはどこか浮かない様子…。そんなある日、かえるくんの家に突然以前出会った女の子・チェシャ猫さんが現れ…? いろんな恐怖の物語を心ゆくまでご堪能ください――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
うぉっ、となった(3)
既刊もインパクトがあったけど、この(3)の展開には唸らされたな。
チェシャの正体、この世界の仕組み、そして、話と「話」の繋がりが明かされていた、この(3)では。
しかし、まだまだ、謎が多く、そこに光が当たるのが楽しみでしかない。
個人的に、この(3)で推したい話は、第28話。テーマである「こわい」から、ややズレているにしろ、脅威的な能力にも、意外な弱点があり、結局のとこ、能力者を相手取ったバトルは工夫を欠かしたら勝てない、と教えてくれた。
この台詞を引用に選んだのは、妙な説得力があるからだ。
やはり、読み手の心をグッと掴む台詞を言えるのは、主役たちだけでなく、主役と敵対するヴィランも、だな。
案外、ヴィランの方が、自分らしく生きている、もしくは、自分らしく生きようとしているからか、説得させる力が、主役のそれよりも強かったりするもんだ。
しかし、まぁ、お決まりの印象だが、「お前だけは言うな」だよな、これも。
自分の信念が正しい事を証明するために、どんだけ多くの犠牲を出してんだ、こいつ。
「あの時の大人が・・・僕に願ってほしかった夢は・・・世界を救う研究者になりたい・・・国を支える政治家になりたい、人々を助ける医師になりたい、そういう夢なんだろうな・・・箱を開けてみれば・・・魔法使いの猫さ・・・がっかりだよな・・・そうやって、押し固められて・・・人は自分の居場所を作るんだろうな・・・無理に自分の形を作ろうとすると・・・社会から爪弾きにあう・・・でも、本当は人は好きな姿になれるし・・・なっていいんだよ・・・」(by坂上)