【感想・ネタバレ】夏の終わりに君が死ねば完璧だったから(1)のレビュー

あらすじ

片田舎に暮らす少年・江都日向は劣悪な家庭環境のせいで将来に希望を抱けずにいた。そんな彼の前に、身体が金塊に変わる致死の病「金塊病」を患う女子大生・都村弥子が現れ、「3億円で売れる死体」の相続を持ちかけてくる。 途轍もない大金を前にしたとき、彼女への想いは本物なのか。壮絶で切ないひと夏の愛の物語。

巻末には斜線堂有紀による書き下ろし前日譚小説を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「自分は同じ重さの金塊より価値のある人間だと思うか?」
この言葉にはハッとさせられた。気持ちよくコミュニケーションがとれているのは自分と相手とが等価であると思い込んでいるからであり、逆に相手に対して嫉妬や羨望の感情を向けている様な関係は相手が自分よりも高い価値を有していると思っているからなのだ。自分が無意識のうちに他者を値踏みして生きていることに改めて気付かされた。そんなことを気にせずに接することができるような人と出会いたいと切に願う。

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2025年07月31日

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