あらすじ
おいしいお寿司や海鮮丼のネタ,最近ではゲームのキャラクターとしても大人気なイカやタコ.その姿形は人間とは似ても似つかず,風変り.でも,変わっているのは姿だけではなかった.愛の伝え方も人間の常識を超えているではないか! 情熱と冷淡さ,狡猾さと激しさが交錯する恋の駆け引きからもう目が離せない!
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Posted by ブクログ
イカタコの生殖だけで一冊!当然ヒトとはいろいろ違うんだ。オスがメスにケガさせて精子パックをメスに持たせて、産卵を待つ!というダイオウイカご一同様のメスにはなりたくないと思うが、彼らにしたらこちらが想定外なんだろうなあ。脳がカラストンビのそばあたりにあるということからして初耳。なんかいろいろ系統が分かれたのが早くて遠いなあと思うこと多し。
Posted by ブクログ
イカやタコの繁殖戦略がメイン。書名から連想されるような、イカ・タコの恋の駆け引き、その行動と心理がメインではなかった。彼らの失恋まで期待していたのに!
イカ・タコの場合には、交尾ではなく、交接だということが強調されている。その際に、オスからメスに受け渡されるのが精子の詰まった精莢。精莢、精莢反応、精塊が詳しく解説されている。繁殖戦略の解説では、精子競争を詳解。少し難しい。
イカ・タコ全般ではなく、専門のヒメイカの求愛&配偶行動にフォーカスしたほうが魅力度がアップしたような気がする。
(p.s. 一般のことば使いでは、ヒトのセックスは、交尾よりは交接coitus。専門用語とは逆だ。)
Posted by ブクログ
イカとタコの交尾は面白い。精子の詰まった精嚢をメスに渡して、産卵に備える。
求愛ディスプレイの豊かなイカに比べて、タコは、さっと行ってスッと終わらせるだけ。ただ、産卵した後卵を守り続けるのがタコだ。
そう、イカとタコは面白いのだ
その面白いエピソードを取り扱っても本が面白くなるわけではない。
そんな本。
なんでだろう。口絵が少ない?
同じような、でも、学者から見たら興味深いであろうことを淡々と並べてるだけからか。
残念ですね。