あらすじ
草原でくらし、草を食べるシマウマとヌー。森でくらし、獲物をかるワシとフクロウ……。自然界の同じ場所でくらす生き物たちは、工夫を重ねながら食生活を送っています。私たち人間に、ともに生きるヒントをあたえる絵本です。
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Posted by ブクログ
これはいいわ。
最後に人間は共に生きている?と投げかけられる。
多様性と言われる世の中に真正面から切り込んでいる感じがする。
動物は同じ場所に住んでいてもエサを取る位置が違う。
同じエサを食べていても狩る時間が違う。
棲み分けている。
動物にでも分かること。
日本人は日本人の暮らしがあり、アメリカ人にはアメリカ人の、中国人には中国人の、イギリス人にはイギリス人の、アフリカにはアフリカの、それぞれの暮らしがある。
それぞれの国があるのだから、それぞれの国で生きやすい中で生きればいい。
その国その国の文化があって言葉があって、暮らしがある。
それを認め合うでいいじゃないか。
無理して一緒にひとつの国の中で共生する必要はない。
今アフリカのホームタウンや不法移民の問題はそういうことでしょ?
なんでもかんでも受け入れることが共生ではない。
でもさ、別に私は外国人全員反対してる訳じゃないのよ?
だって、従姉妹は国際結婚でイギリス人の旦那さんと日本で暮らしているんだもの。
日本の文化を愛してくれて日本の暮らしを尊重してくれて、ど田舎のコミュニティにもきちんと溶け込んで生活している。
そういう人なら私だって大歓迎だし、仲良くするし、手と手を取り合って生きていくわ。
差別と区別、ちゃんと分かって使おうよ。
Posted by ブクログ
おなじ かわに すみ、
ともに おなじ えさを たべる、
ヤマメと イワナ。
ヤマメは水のあたたかいところで えさをとり、
イワナは水のつめたいところで えさをとる。
ワシとフクロウ…
シマウマとヌー…
自然界はうまくできている。
みんな、ともに工夫をして生活している。
絵に迫力があり圧倒されます。
私たち人間も、もっと工夫して生活できるはずです。争いでは、何も生まれません。
「みんな ともに いきている」
たくさんの方に手にとってほしい絵本です。
Posted by ブクログ
同じ場所で同じ物を食べている生き物達は、それぞれの領域でうまく生きている。
例えば1本の木の上の方の葉をキリンが食べ、低い所は…というのは有名な話。
そういった色々な工夫が次々に紹介されていて、思わず「へー!」と声をあげてしまった。
この流れだと最後に人間は共生できているかという問いがきそうだし、それが主題なのだな と、大人はすぐに分かってしまうけど、
新しいことが知れる単純な喜びも、この本にはある。
むしろそこが読んでいて楽しかったし、人間の奪い合いを描かなくても、大切なことは充分に伝わるんじゃないかなぁと思った。
Posted by ブクログ
10歳0ヶ月の娘
7歳0ヶ月の息子に読み聞かせ
まず絵がすごい。
ダイナミック!色彩がきれい!
これどうやって描いてるんだろうね?
と子どもたちと話しながら。
そして
生き物たちの
ともにいきる姿
知らなかった〜
こうやって上手にともにいきてるんだね。
そして
にんげん。
あーーああーーー
ほんとに人間。。。ってなる。