【感想・ネタバレ】嫌な気持ちにメンタルをやられない 不機嫌を飼いならそうのレビュー

あらすじ

自分や相手の不機嫌さに悩む人へ。負の感情に向き合い、他人に影響されすぎず快適に生きるための人気精神科医発メソッド40。

相手や自分の「嫌な感情」に振り回されない。飼いならす。

相手のこんな態度に困っていませんか
・聞こえるようにため息をつく
・お願いや相談をしても無視、適当にあしらわれる
・気に入らないことがあると怒鳴る、舌打ちされる
・いつもイライラしている、よくキレる など

自分の「負の感情」の扱いに悩んでいませんか
・いやなことがあると身近な人にあたってしまう
・この先、いいことはあまりない気がする
・病気や老後、家族のことなど、よく不安に思う

これらの悩みは「嫌な気持ち」への対応がうまくできていないせいかもしれません。対応を間違えるとハラスメントで訴えられたり、相手がさらに興奮したり、自分を追い詰めてしまったりすることもあります。
この本では、SNSフォロワー数12万人の精神科医・藤野智哉さんが「負の感情」に賢く向き合う40のメソッドを紹介します。

相手の態度や感情をコントロールすることはできませんが、自分の受け取り方のクセを変え「自分の感情を自分でコントロールする感じ」がもてれば、気持ちがラクになり、生きやすくなることもあります。

メソッド例)
1 怒りを武器として使う人もいるのを知っておきましょう
8 相手の怒りは相手の持ち分。自他の境界をはっきりさせましょう
14 「不安」の正体は「未知」。何か不安なのか、整理・分類してみましょう
24 余裕がないときに予定を断るなら、伝え方を工夫してみましょう
32 自分のつらさを何でもわかってもらえると思わないことが大事です
40 ネガティブな自動思考になっていないか、認知の見直しをしてみましょう
精神科受診に不安がある人へのアドバイスも掲載。

目次)ネガティブちゃんチェック/「不機嫌さん」に見えているかもチェック
1章 「怒りくん」はあなたを守る武器
2章 「悲しみちゃん」に気づいてあげて
3章 心に「不機嫌さん」はいてもいい
4章 つらい経験とは無理に向き合わなくてもいい
5章 専門家を頼って光の差すほうへ
巻末)人気イラストレーター・北澤平祐さんのぬりえも掲載

藤野 智哉(フジノトモヤ):1991年生まれ。精神科医、公認心理師。秋田大学医学部卒。幼少期に川崎病に罹患。心臓に冠動脈瘤という障害が残り、現在も治療を続ける。障害とともに生き、精神科勤務と医療刑務所の医師を務めるかたわら、執筆にも精力的に取り組む。専門知識を優しく語り、つらいひとに寄り添う内容で、幅広い世代から共感と支持を集めている。『「誰かのため」に生きすぎない』『「そのままの自分」を生きてみる』がシリーズ累計7万部を突破し話題に。ほかに『精神科医が教える 子どもの折れない心の育て方』『「あなたの居場所」はここにある 精神科医が本気で書いた心をいやす物語』など、著書多数。

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Posted by ブクログ

 本書は、精神科医の先生が書かれたものです。不機嫌は敵ではなく、自分を知るための案内役。自分の不機嫌も、相手の不機嫌も「どう扱うか」を工夫すれば、心はもっと軽くなるということをメッセージとされています。メンタルヘルス面談を受けているかのように、様々な提案をしてくれています。

1. 不機嫌は「悪者」ではない
・不機嫌は、心や体が「何かおかしいよ」と送ってくるサイン
・無理に消そうとせず、「何に反応しているのか」を観察⇒自分の状態を知る
2. 他人の不機嫌は「相手のもの」
・家庭や職場で相手の機嫌に振り回されがちだが、それは自分の責任ではない
・思いやりは大切。感情まで引き受けると心がすり減る⇒適度な境界線
3. 負の感情との付き合い方
・怒りや悲しみ、不安なども「なくす」より「上手に出す・かわす」ことが大切
・怒りを武器として使う人がいることを知る
・不安の正体を整理・分類する
・余裕がないときは予定を断る工夫をする⇒仕事でもスケジュールを詰めない
・「わかってもらえるはず」という期待を手放す
4. 不機嫌を整える小さな習慣
・深呼吸でリセット
・短時間でも外に出て体を動かす
・小さな楽しみを日常に用意する
5. 専門家に頼って光の差すほうへ
・メンタルに原因のある身体の不調→心療内科
・心の不調→精神科

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

不機嫌の中にある「怒り」と「悲しみ」についてまとめてある本だった。どちらもネガティブで、できれば感じたくない感情だけど、誰の中にも自然と湧いてくるもの。だからこそ、無理に消そうとするのではなく、ちゃんと名前をつけて、飼いならしていこう――そんな視点が印象的だった。

私自身、イライラや不安、ネガティブな思考が次々に浮かんでくると、「みんなもこんなに悩んでるのかな?」って思う。でも最近は「riinaさんって悩みなさそう」「いつも穏やかだよね」って言われることが増えた。きっとみんなも同じように感情を抱えながら、上手に隠して、スマートに生きてるだけなんだろうなと思う。

だからこそ、不機嫌も怒りも悲しみも、自分の一部として受け入れて、少しずつ飼いならしながら生きていきたい。完璧じゃなくていい。もうちょっと肩の力を抜いて、楽に生きていこう。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

表紙もかわいい。優しく読みやすい言葉。簡潔に書いてあるのが良い。不安の正体は未知、だから未知を突き詰めることが不安解消ニよいこと。また、大切な人を亡くすなど、喪失の悲しみなど、無理に悲しみを抜け出さなくて良いという話が良かった。

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

仕事でも私生活でも、トラブルによって大きな怒りや悲しみの感情に流されそうになることは多い。それを一歩踏み留まって、何とかして感情に押し潰されないための知恵やアドバイス。
感情に対して理性的に振る舞うのは難しいため、飼い慣らすためには日頃の練習が欠かせない。些細な感情を上手くいなせるようになれば、毎日がもっと楽しくなるだろう。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

自他の境界をしっかり設けること。それが他人の感情や世間の暗いニュース、SNSから自己を切り離し、振り回されないようになることにつながる。あと、「グレーゾーン」という言葉は無闇に使わないように気をつけようと思った。

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2025年08月12日

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