あらすじ
ついにこの10年我慢してきた浮気性の夫であるクロード・オクレール公爵に離縁状を突きつけて家を出たポーリーン。心機一転、小さな家を借りて働きだしたが夫はなかなか離縁に同意してくれない。豪商である父の新店舗お披露目パーティの準備中、店舗前で赤ちゃんを抱いた痩せた幼い少年を見つけ、ポーリーンは彼らの家族の捜索を開始した。
元夫を頼りたくないポーリーンの元に、友人の兄、テオドールが協力者として名乗り出てくれた。テオドールの真意は読めないが、真摯に子どもたちの調査を協力してくれる誠実で実直な彼にすこしずつ心を惹かれながらも、ただの友人として接することしかできない日々が続いていた。
そんなある日、調査から戻ったテオドールから、赤ちゃんを探しているという怪しい男の噂と、女性の遺体が発見されたことを聞く。噂の人物は幼い二人の家族なのか。幼子たちの幸せを願うポーリーンの不安と葛藤をよそに、ある日突然テオドールが姿を見せなくなった……。
『引きこもりの私に求婚した相手は離れに愛人を囲っているようです』に登場した、公爵夫人ポーリーンのその後を描いた、幸せな家族を作る物語。
感情タグBEST3
今度は主役が主役です。
続編ですね。前作どうしてもこれ、主役は公爵夫人じゃないの?という作品でした。
終わりの方に簡単に公爵夫人は夫と別れて、追いかけたテオドールと幸せに、と書いてありましたが、その紆余曲折と心の移り変わりを描いてます。
公爵と夫人が完全に別れる準備期間でもありました。
お互い愛し合ってはいたんでしょうが相容れないのを誤魔化して十年、限界ですね。
公爵はいくら妻を愛していても浮気は止められない、だってそれが公爵のアイデンティティだから、自分を形作るもの、自分が変われないのであれば妻を手放すしかないでしょう。
例えそれで妻に他に愛する人が出来たとしても、自分が孤独になったとしても、自分を変えられないのですから。
夫人はどんどん自由になっていきます、体が自由に、心が自由に、そして新しい恋に。
夫人、公爵に相性の良い女性を紹介するって言っちゃいましたが無理でしょうね。
公爵を愛していたら苦しんで離れていくし、愛が無くて地位目当てだと公爵が無理だし、
どちらかの犠牲の上にしか成り立たないじゃないですか。
SS で愛人アナスタシアのその後がありました、恋に浮かれてふわふわしたら愛人にさせられて、まぁバカな子だけどこの子の偉いところは自分が被害者だと思わないところ、ちゃんと加害者だと思っているところ、公爵よりましです。
公爵はもとよりアナスタシアやテオドールの父親の侯爵もどうゆう心理で浮気して妻と浮気相手に対してへぇへぇとしていられるのか、謎です。
高位貴族は無神経で傲慢ということなんでしょうか?
前作のモヤったところを書いてくれて嬉しかったです。
匿名
ものすごくステキな家族
夫婦、親子、兄弟
血のつながりだけではない絆と、関係を続けるための
気づかいと努力
なかなか複雑な関係もあったりするけど
ポーリーンは離婚という選択をして
自分の幸せを探しはじめ
父や侍女や友人に助けられるなかで
新たな出会いが次なる展開と幸せを運びます
暖かで、切なくて、癒されるお話でした。
クロードは確かに、ポーリーンを愛していたのかも。
男の人の気持ちって分からないけど。
ポーリーンと、テオと、ユーゴと、クロエの幸せな姿を、もっと見ていたいなぁ