あらすじ
ついにこの10年我慢してきた浮気性の夫であるクロード・オクレール公爵に離縁状を突きつけて家を出たポーリーン。心機一転、小さな家を借りて働きだしたが夫はなかなか離縁に同意してくれない。豪商である父の新店舗お披露目パーティの準備中、店舗前で赤ちゃんを抱いた痩せた幼い少年を見つけ、ポーリーンは彼らの家族の捜索を開始した。
元夫を頼りたくないポーリーンの元に、友人の兄、テオドールが協力者として名乗り出てくれた。テオドールの真意は読めないが、真摯に子どもたちの調査を協力してくれる誠実で実直な彼にすこしずつ心を惹かれながらも、ただの友人として接することしかできない日々が続いていた。
そんなある日、調査から戻ったテオドールから、赤ちゃんを探しているという怪しい男の噂と、女性の遺体が発見されたことを聞く。噂の人物は幼い二人の家族なのか。幼子たちの幸せを願うポーリーンの不安と葛藤をよそに、ある日突然テオドールが姿を見せなくなった……。
『引きこもりの私に求婚した相手は離れに愛人を囲っているようです』に登場した、公爵夫人ポーリーンのその後を描いた、幸せな家族を作る物語。
感情タグBEST3
匿名
ものすごくステキな家族
夫婦、親子、兄弟
血のつながりだけではない絆と、関係を続けるための
気づかいと努力
なかなか複雑な関係もあったりするけど
ポーリーンは離婚という選択をして
自分の幸せを探しはじめ
父や侍女や友人に助けられるなかで
新たな出会いが次なる展開と幸せを運びます
暖かで、切なくて、癒されるお話でした。
クロードは確かに、ポーリーンを愛していたのかも。
男の人の気持ちって分からないけど。
ポーリーンと、テオと、ユーゴと、クロエの幸せな姿を、もっと見ていたいなぁ