あらすじ
バスの胃の内容物を調べる「ストマック調査」の第一人者である大津清彰さんの月刊Basser連載「マッチザベイト学概論」が待望の書籍化。イメージや予測ではなく、バスが実際に何を、どんな時期に、どれくらい食べているのかという「事実」のみに即して釣りを組み立ててきた大津さんの理論は説得力満点。また、バスの食性だけでなく、バスの五感やライブスコープを通してみた水中の真実など、大津さんが積み上げた知識と経験が一冊になっています。エサを知れば、バスはもっと釣れる!
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Posted by ブクログ
小学生の頃にバス釣りにハマり、その後20年近く経って、バス釣りを再開した。
驚かされたことはたくさんあるが、凝ったルアーの数々と、釣り雑誌類の中身の無さが挙げられる。
後者について、凝ったルアーを紹介したり、道具を紹介したり、非常にマニアックでありながら、読んでいて満足度が低いものであった。道具にいくらお金をかけたところで、魚がいないところでは魚は釣れないし、魚が食う気がないのでたれば、魚は釣れない。
そもそも、ターゲットとなるブラックバスがどんな生き物なのか、どういう生活をしているのか、何を食べているのか、と言った、少しでも魚と向き合い、少しでも釣れるようになりたい。そういう知識を得たい。
そんな僕の欲求に答えてくれる本で、研究が進んでいないところもあり発展途上な、少し物足りなさも感じる内容ではあったが、概ね満足できる一冊で、勉強になった。