【感想・ネタバレ】おこさま人生相談室のレビュー

あらすじ

「なに? もっとこどもみたいにいうと思った?」
――Ricoさん(7歳)

自分をかわいいと思えない。
父を老人ホームに入れたい。
地球温暖化への無関心が気になる――。

おとなたちの本気の悩みに、おこさまたち102人が本気で向き合う「いつもと逆」の人生相談。人気WEB連載、待望の書籍化!

「よくよく考えてみれば、年を重ねたからといって偉くなれるわけでもないし、いつも正しい答えを知っているとはかぎらない。おとなだって悩むこともあるよね。ひょっとすると、こどもの方が答えを知っていることだって、あるかもしれないよね。というわけで、おこさま人生相談室、始めました」
――「はじめに」より

★本書に収録された、おこさまたちの回答より

「しあわせだったらいいかな」
「アニメ観て、ちょっといっぷく」
「2回深呼吸」
「軽い嘘とか役に立つこととかありますんで」
「わがままでいいよ」
「ほしゅわ ほしゅわは~」
「あさ娘さんを抱きしめて」
「理解を深めれば自分の気持ちも変わる」
「神様がくれた命を大切にしてほしい」

【著者略歴】
小林エリカ〈こばやし・えりか〉
1978年生まれ。作家、アーティスト。
著書に小説『女の子たち風船爆弾をつくる』(毎日出版文化賞受賞)、『最後の挨拶 His Last Bow』、『トリニティ、トリニティ、トリニティ』、他。エッセイ『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』、コミック『光の子ども』シリーズ、絵本『わたしは しなない おんなのこ』。訳書にサンギータ・ヨギ『わたしは なれる』。国内外の美術館やギャラリーでテキストと呼応するような展示もおこなう。
現在、「MilK MAGAZINE japon」で「おこさま人生相談室」第2弾を連載中。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2025.07.23
楽しい本。
こどものいうこととあなどってはいけない。
ただし、この本は読み手の心の余裕が試されるとも思う。
今の自分の心持ちでは楽しみきることができなかった。

0
2025年07月23日

Posted by ブクログ

なに?もっとこどもみたいにいうと思った?
というコピーに挑発されて(?)手にとってみました。

ざーっと最後まで読んでみて、
・・・うん、おこさまのいうことだね(笑)。

でも、なんだろ、
悩みって、あるべきと思いこんでいる常識と現実が違うと感じるところからはじまるのかな、と思えてきて、常識が通じない相手と対話することで見えてくる地平はあるのかも、と思いました。
お子さまたちは、こちらの立場に立って考えてはくれない、こちらの思いを汲み取れないのは心苦しい、とか、申し訳ない、とか思ってはくれないからねー。
そんな相手と対話してると、こんなことで悩まなくてもいっかーーとか、思えてくることがあるかもしれないですね。



0
2025年09月21日

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