あらすじ
上高地の景色が私の人生を一変させた――。
ロシア南部出身で2014年に来日し、現在は会社員として勤務する傍らYouTuber、モデルとしても活動を続ける安涼奈(アリョーナ)。2021年から本格的に登山を始め、4年半で登った山はなんと600座以上! 本書はその旅の思い出から、厳選した49のエピソードを収録。山登りだけでなく、温泉、ごはん、お酒に、出会った仲間たち…日本の山のよさは日本でしか味わえない!と感じるはずです。
(本文より)
私はとても元気でたくさんしゃべる。でも、日本では「おしとやかな人の方が好かれる」とずっと思い込んでいた。だから、日本人とコミュニケーションするときは、私は自分の感情を抑えて、おしとやかな自分を演じようとしていた。そして、毎回毎回「嫌われなかったかなあ、大丈夫だったかなぁ」と不安を感じていた。(中略)山で楽しそうにしている日本人をたくさん見るうちに、私はこう思った。じつは壁を作る必要なんてないのかも。そう気がついてからは、私も山で出会う人たちと自分の感情を素直に話すようになった。そして、次第に下界でも同じような態度を取るようになっていった。喜んだら喜ぶ、元気な自分は隠さない、それでもいいよと、山が私に教えてくれた。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
山に興味がない人でも登った気分になれるし行きたいと思わせるような愛に溢れた旅行記。
贅沢をいうなら小さな写真じゃない方が行けない人でも楽しめる気もする。日本のよさをアピールし続けて欲しい。
Posted by ブクログ
ロシア出身で日本百名山を踏破した安涼奈(アリョーナ)さんのエッセイ。山登りはもちろん、来日した経緯や好きな旅先をつらつらとつづった本で、どこからでも読めます。
登山ガイドではないので、山の情報は最低限です。その分、どんなことを感じながらその山を登っていたか日記を読んでいる感覚で楽しめます。
個人的には日本への留学を支えた家族の物語がジーンときました。
Posted by ブクログ
上高地に行ってから全国の自然が綺麗なところに行きたくて仕方なくて手に取った本
作者の安涼奈さんも上高地をきっかけに登山に目覚めたらしく、嬉しくなった!
上高地って綺麗だもんね、わかる
とはいえ、体力と忍耐力に自信がない私には本当の登山はやはり厳しそうだなと…
ハイキングで十分だなきっと
あと車運転できないと移動も不便なんだろうとひしひし思ったかな
四国トラストと高知の桜、あと玉造温泉に行きたくなった!
来年の行きたいところリストが爆発しそう
時間とお金がたくさんほしい