あらすじ
下谷稲荷町に住む辻六は自身番の家主。番人の元力士・朝松、元博徒・陣五郎らと日々雑事をこなしている。ある日、町内の履物問屋・幕張屋へ柏木部屋の力士が怒鳴り込むという騒動が起こる。ただごとではないと心配する辻六が幕張屋の若旦那に話を聞くと、どうやら幕張屋の女中と、将来を嘱望されながら謎の死を遂げた柏木部屋の元力士との間に揉め事があったというのだが……。自身番を舞台に色とりどりの人間模様を描き出す、人情あふれる時代小説新シリーズ第一弾!
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45歳の人情味溢れる、ちょっとお節介焼きの下谷稲荷町自身番の大家、辻󠄀六(奥さんと子供は、先に亡くなっている)と、自身番の番人達の周りで起こる事件の話。ドキドキもワクワクも無いけれど、しみじみと読める。