あらすじ
情報に振り回されない。知識だけで終わらない。
AI時代を生き抜く「創造的人間」となるために。
◇知は力なり。何歳になっても学ぶことはできる。
◇「自分をごまかさない精神」――積み重ねた努力は必ず花開く
◇「精読」「速読」「多読」――教養人の本の読み方とは
◇本が読めないことへのコンプレックスは解消できる
◇知的鍛錬を「経済的成功」へとつなげる方法
◇「情報」を「智慧」に変える「考える力」とは
道を開く。壁を破る。未来を創る。
無限の可能性に満ちた“知的幸福”をあなたに。
目次
第1章 知的正直について
─自分をごまかさない精神の大切さ─
第2章 教養人への道を歩むためのヒント
─「知的正直について」質疑応答─
第3章 知的生活を経済的成功につなげる秘訣
─『創造的人間の秘密』講義─
第4章 「考える人」をつくるための法
─『智慧の法』講義─
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「自分を誤魔化さない」という部分が一番心に刺さりました。理解したつもり、分かったつもり…どうしても見栄を張ってしまう自分がそこに映し出されたような気分です。
素直に生きること、そしてその素直に生きる中で人の努力を心から評価し、自分もそうなりたいとプラスの方に近づいていくべきだと思いました。
また自分が興味を持つ物は、どんどん掘り下げていきたいと思いました。1つに固まらないことがこれからの時代に必要な考え方ですね。
Posted by ブクログ
「自分自身はごまかさないようにしたほうがいい」
①「ごまかしをするタイプの人はいつまでたっても将棋がうまくならなかった。全然ごまかしをしないタイプの人は、だんだんに強くなっていった。」
これは勉強などでも一緒。ごまかさずに知識を蓄積することで、読むスピードも上がるし、理解力がついてくる。
「キチっと正確に精読できる人」がだんだん慣れてきていろいろな本が読めるようになってきたら、そういう人は幹と枝を分けながら考え方をまとめたり文章が書けるようになる。これは仕事でも重要な能力だと思った。
知ってる知識が増えてくると速くなる。確かにどの分野でも最初の5〜6冊は専門知識に慣れず苦しいし読むスピードも遅いが、だんだん同じこと書いてあったり内容がダブったりしてると10冊目とかからどんどん読むスピードが早くなると思った。
あと速くて正確に読むには修行期間がいる。その期間を経ずにやろうとするとザルになり、幹と枝葉の区別や正しい学習態度が取れないようになってくる。人間は頭にそれほど差がないから、自分は自分と思って、自分が分かる速度で、分かる方法で努力を積み重ねていく以外にない。時間がかかるタイプなら、本をよく選んで、じっくりとマスターしていくことが基本。
そして自分自身はごまかさない精神が大事。
理解できたかできなかったか、面白かったか面白くなかったかを言えること。自分の気持ちに正直になること。知ったかぶりしたら伸びない。とても勇気がもらえる章だった。
②自分自身をごまかさない精神を持ち、あまり欲を出さないで、レンガを積み重ねるように少しずつ勉強する。
世の中には優れた人はいっぱいいるが、そういう人を祝福の気持ちで見ていれば、自分もそこに近づいていく。
分からないことに耐えることは知的生活者が誰しも通り越さなければいけない部分。
知的欲求が強い人や知的関心が強い人は「分からない」と感じることが多く、自信が確立してこない。ただすぐ出来上がることがあまりない。焦らないこと。
読書量が千冊を超える人は1%くらいしかいない。
タネ涸れを起こさないために、ジャンルについてできるだけ専門領域を増やす努力をする、そのヒントや種探しとしてはいろいろなものに目を通す努力をする、でも基礎はキチっとしたものは持ってること。あとは異質な組み合わせによって新しいものが出来上がる。備えあれば憂いなし。
③身銭を切って本を買え。
自腹で買ったら最後まで読むし、記憶に残る。
経営者でも自分で一代でつくっていくカリスマ型経営者は何万冊か読むなどすごく勉強している。
「想像することができる」「頭のなかで考えることができる」力が創り出す力に転化していく。
一つの仕事が二重にも三重にもなるようにつくっていけるようになれば経済規模はグッと大きくなってくる。私はこれを、何かを世に出そうとして、それがヒットすれば、その何かに関連する物を作る工場は仕事が生まれるし、広告を打つ会社の仕事も生まれる、その何かの原料を作る会社の仕事も生まれ、どんどん経済は豊かになっていくということだと理解した。
④『智慧の法』は考える人をつくるために書かれた。世の中には地頭がよく、選択肢を狭めて集中することで成功する人が多いし、自分がいちばん値打ちを感じているところに集中していくことは極めて大事。ただそれだけではより大きな発展はできない。『智慧の法』を読んで実践すれば、地頭が良くない人でも、地頭が良かった人がずーっと継続してやったのと同じようなところまで届いてくるのだ。それのみならず、興味関心のある分野をちょっとずつ増やしていき、大きな実りや豊かな成果を生涯にわたってつくれる。この本を読んで、当会では学習と伝道両方やれと言われてもやはり学習に傾く傾向が強い。これを両立させるのが考える力。学習も伝道も植福も仕事も全てを少しずつでも積み重ねて、10年後20年後には全体で大きな成果を出せる人になることが考える人であるのだと思えたし、そのようになろうと志を固めました。
Posted by ブクログ
知的生活の方法
想像的人間の秘密講義
智慧の方講義
考える人を作ると、組織として何も考えずに目標を達成するという組織力という点で弱くなる事という指摘も有り
もう一度再読