あらすじ
【食べると幸福になれる魔法のお菓子】幼い頃から肺をわずらっていたマリー。事故で両親を亡くし、引き取られた親戚の家でこき使われていた彼女は、猫のラリーだけが心の支えだった。ある日、逃げ出したラリーを追いかけていくと、見知らぬ家にたどり着く。そこにいた美しい青年から砂糖菓子をもらい食べると、たちまち不思議なことが起こり…!? 【同時収録】不思議の国の金魚姫/藍いろの家/秋にたんぽぽ
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懐かしいです
当時雑誌で読み、コミックスも持っていました。
子供の頃と今とでは、当たり前ですが見方も変わり、懐かしく読みました。
悲しいけれど、最後は幸せになる…なったよね?な物語。
表題の作品は子供の頃に読んだ大好きな作品。今でも掲載当時のカラーの扉絵を切り抜いて取ってあります。もちろん、コミック本も持ってます。
ファンタジー部分は不思議のアリスのように楽しくて、現実はこれでもかってほど厳しいのに救いもある。
電子で読みたかったので電子化は嬉しい。
扉絵はカラーにはならない?...ですよね...
Posted by ブクログ
どの作品も甲乙つけ難い作品集。ファンタジーな少女漫画の傑作集です。ちょっとSFなお話があったり、切ないお話があったり。表題作の「魔法の砂糖菓子」は読むたびに涙が。ぜひ再版してほしいです。
Posted by ブクログ
この人の描く女の子がどの子も可愛くていじらしくて愛おしいです。
表題のお話はハロウィンの頃になると読みたくなる。
秋にたんぽぽ の姉妹が凄くかわいい。こんな姉妹になりたかったなぁ。
Posted by ブクログ
表題作のラストはいまでも鮮やかすぎて心に残っている。ファンタジーを書かせたらこの人の右に出るひとは居ないのではなかろうか。(藤たまきがこの系列のような気がする)
Posted by ブクログ
この作品がないと始まらない、という位お気に入り。
短編4本で構成されていて、どの作品もカラーが違うけれど
傑作揃いだと思います。
表題の「魔法の砂糖菓子」は見ていると甘く、切ない気持ちに。
「不思議の国の金魚姫」は、アナザーワールドに連れていって
くれるし、「藍いろの家」は、ノスタルジックな大人の世界を
垣間見せてくれます。
「秋にたんぽぽ」は、夢と現実の間を揺れ惑う少女の気持ちが
感じられるし、どの作品もすばらしいです。
個人的に一番印象に残っているのが「藍いろの家」で、この作品は
本誌(りぼん増刊号)掲載時、カラーページを開いた瞬間、
ものすごく美しかったという記憶が残っています。
内容的に少女漫画というよりはもっと大人向けの作品なので、
大人になった現在、もう一度読み返しても新鮮な印象を受けられる
作品だと思います。
Posted by ブクログ
短編集。収録されている中では「藍色の家」というのが気に入っている。
ドイツ(多分)の美しい村で自分の時を止めたフローラと暮らす事になった家出少年フランツの物語。フローラの時が動き出す時世界が変わる、
といったところか。
大人になってから萩岩睦美先生の素晴らしさを再認識。