あらすじ
おばあちゃん、拾いました。
垣ノ内亜希子、33歳。
流れで雑貨店の経営をすることになったけど、
上手くいかず人生詰みかけ中。
そんなある日、道ばたの段ボールから
謎のおばあちゃんが飛び出してきて…!?
めちゃくちゃだけど、あたたかい。
女ふたりの共同生活が始まる―!
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Posted by ブクログ
あっちゃんち(木造アパート2階の一室)には、二人のあっちゃんが住んでいます。
一人は垣ノ内 亜希子(かきのうち あきこ)さん33歳、もう一人は宮本 あつ子(みやもと あつこ)さん80歳です。
亜希子さん(33)の口癖は、「しかるべき何々」「どうせ何々」「私は何をやっても」「結局は何々」・・・
あつ子さん(80)の口癖は、「あなたいい人ね」「何々っていいわね」「ありがとう」「あら、ステキじゃない?」・・・
亜希子さんとあつ子さんとの出会いは衝撃的でした!
なんと! あつ子さんは道端で「拾ってください」と書いた段ボール箱に入っていたのです。
何だろうと箱に近づく亜希子さんの目の前に、あつ子さんが飛び出して来ました!
「拾ってくださらない?」
逃げようとする亜希子さんをあつ子さんは追いかけてきます!(コワい)
アパートにたどり着き、逃げ切ったと思った瞬間、あつ子さんは後ろに付いて来ていました!!
結局、あつ子さんは、ズルズルと亜希子さんの部屋に住み着くことになりました。。。が、
亜希子さんの生活は、少しずつ好転していきます♡
人と一緒に何かをするのが苦手な亜希子さんは、(おだてられて)売れない雑貨屋「わーる堂」をひとりで経営していました。
家賃を滞納して行き詰っていた亜希子さんのもとに訪れたあつ子さんは、はたして(ピンクアフロヘアで個性的ファッションの)天使なのでしょうか??
先日ご紹介した『さよならごはん』の西 炯子(にし けいこ)さんの作品です。
どちらも主役は高齢者です(『さよならごはん』の平川 健一さんは70歳)。
平川さんは人生で食べてきた美味しかったものを振り返り、人生の最高の一瞬を文字通り噛みしめています。
あつ子さんは、(ある目的で北海道から東京へやって来て)日々の新しい出会いや出来事を(破天荒に)楽しんでいます。
二つの作品から、みなさんは何を受け取るでしょうか?
少なくとも、この作品からは、元気をもらえます♡
グジグジしてても一日は終わっていきます。
(主人公が80歳だからこそ切迫感をもってこう思います、)
毎日を、精一杯イキイキと、楽しもうではありませんか!
みなさまの日常生活も、あつ子さんから元気をもらって輝きますように♡
〔作品紹介・あらすじ〕
おばあちゃん、拾いました。
垣ノ内亜希子、33歳。
流れで雑貨店の経営をすることになったけど、
上手くいかず人生詰みかけ中。
そんなある日、道ばたの段ボールから
謎のおばあちゃんが飛び出してきて…!?
めちゃくちゃだけど、あたたかい。
女ふたりの共同生活が始まる―!
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33歳と80歳。女ふたりの共同生活、ぜひお楽しみください!