あらすじ
ここは「人の心を映す」不思議なミュージアム。展示物は、あなたの人生、思い出、そして自分でも気づかなかった気持ちです。
7人の男女のもとに届いたチケットは、自分の心を展示する博物館への招待状だった。定年退職を迎えた直後に妻が家を出て行ってしまった60代男性、運命の相手だと思っていた彼氏に振られて半年以上立ち直れない20代女性、すべてをかけて更新するも伸び悩むゲーム実況系動画配信者、高校生になった息子の反抗期に心を痛める母、名前も顔も覚えていない合コン相手の言葉を今も引きずっている男性会社員、コンプレックスから推しを捏造する女子高生、長引く不妊治療に未来が見えなくなった夫婦…。展示された心から見つけたものとは?
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Posted by ブクログ
あきばさやかさんの「自分ミュージアムにようこそ」が届きました!そして読みました!
わたしの中の「癒し本ランキング1位」の「スパ あんこうの胃袋」を書いたあきばさやかさんの最新作!
今回も、もやもやと生きている人が、ふと、連れて行かれる異世界?で自分を見つめなおして、明日への活力につながる、っていう基本構造はおんなじ。
定年を迎えていい気分で家に帰ってきて、ふと、奥さんに対して心無いことを言ってしまったお父さんとか、息子についつい口やかましく言ってしまって避けられているお母さんとか、失恋をして立ち直れなくて悩んでる女性とか、
夢の中で連れて行かれた「自分ミュージアム」で、自分の過去と、そして自分を支えてくれていた家族や友人たちの気持ちを再認識。そして、気持ちよく目覚める。って感じ。
「スパ あんこうの胃袋」は、とにかく癒してくれた〜って感じだったけど、今回のは、自分の態度を一度振り返って反省をしなくちゃならない感があるので、ちょっと胸が痛い感じがするけれど、でも、最終的には、癒されるーー。という感じかな。
漫画自体はあきばさやかさんのSNSなどで読めるエピソードもあるのだけど、「紙の本」として買ったのは正解!
フルカラーだし、本の装丁に使われている紙の手触りが最高〜!
なんだか、表紙を見て、触っているだけでも癒されるーー!って感じました。